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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090322-OYT1T00272.htm?from=navr
大磯の旧吉田茂邸が全焼、24時間警備体制で火の気なく
煙に包まれる旧吉田茂邸(22日午前8時53分、神奈川県大磯町で、読売ヘリから)=吉川綾美撮影
焼け落ち、煙に包まれる旧吉田茂邸(22日午前8時53分、神奈川県大磯町で、読売ヘリから)=吉川綾美撮影 22日午前6時頃、神奈川県大磯町西小磯の旧吉田茂邸から出火、木造2階建て建物約900平方メートルをほぼ全焼した。
けが人はなかった。大磯署によると、敷地内には24時間体制で警備員がおり、周りに火の気はなかった。同署は失火、放火の両面で詳しい状況を調べている。
大磯町によると、旧吉田邸は、吉田茂元首相(1878〜1967年)の養父・吉田健三氏が1884年に建設し、戦後、吉田元首相が外国の要人を招くために増改築した。約3ヘクタールの敷地に、総ヒノキ造りの数寄屋風木造2階建て邸宅や日本庭園があり、池田勇人元首相や佐藤栄作元首相ら、政財界の大物が「大磯参り」と称して頻繁に通い、「吉田御殿」とも呼ばれた。吉田元首相の孫の麻生首相も、幼少時にたびたび訪れていたという。
吉田元首相が亡くなった2年後に西武鉄道が買収し、大磯プリンスホテルの別館として利用された。79年には大平正芳首相とカーター米大統領の首脳会談も行われた。
近年は不定期の見学ツアーが行われていたが、神奈川県は2012年度からの一般公開を目指し、西武鉄道から邸宅部分の寄付を受ける一方、敷地を買収して整備する計画を進めていた。
神奈川県内では、15日に国の重要文化財「旧住友家俣野別邸」(横浜市戸塚区)が全焼したばかり。また、昭和初期の洋館「旧モーガン邸」(藤沢市大鋸)でも07年5月と08年1月、本棟と別棟をそれぞれ全焼する火災があった。
◆麻生首相が談話発表◆
吉田茂元首相の孫である麻生首相は22日午前、旧吉田邸の火災について、「思い出のある建物であっただけに、大変残念に思います」との談話を発表した。
(2009年3月22日10時18分 読売新聞)