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2009/03/18(水) 20:26:41 ID:A1cJjSa6
小沢氏発言に波紋=企業献金の「全面禁止」に賛否−民主
民主党の小沢一郎代表が「企業・団体献金の全面禁止」を表明し、党内に波紋が広がっている。企業献金
を拒む議員は歓迎しているものの、「現実的でない。自らの首を絞めるだけだ」(中堅)との慎重論もある。
同党は19日、政治改革推進本部(本部長・岡田克也副代表)で政治資金に関する検討を始めるが、意見
集約は難航しそうだ。
小沢氏は18日午前、党本部で鳩山由紀夫幹事長と会い、「こういうときはできるだけ分かりやすくやらなきゃ
駄目なんだ」と、現在は政党や政党支部に限って認められている企業・団体献金を全面禁止する方向で
調整するよう指示した。
同党は2003年衆院選や05年衆院選などで、公共事業受注企業からの献金禁止を公約としていたが、
小沢氏の代表就任後は公約から外された。しかし、小沢氏は記者団に「やるなら徹底しなければ意味が
ない」と強調。次期衆院選の公約に「全面禁止」を盛り込むことも「皆がそれでいいなら、いい」と容認する
考えを示した。
小沢氏は17日の記者会見で「全面禁止」に前向きの姿勢を表明。西松建設の違法献金事件をめぐる
自身への批判をかわすとともに、次期衆院選をにらんで自民党との違いをアピールする狙いがあるとみら
れる。小沢氏の意図について、民主党幹部は「これで(衆院選を)戦うということだ」と語った。
しかし、党内には、パーティー券収入を含め資金の一部を企業・団体に頼る議員が少なくない。「(小沢氏
の発言は)免罪符のように聞こえる。多額の企業献金を受けている人が言っても説得力がない」(中堅)と
冷ややかな声も漏れる。
19日からの党内論議では、個人献金を増やすための方策も論点だが、「個人献金に対する有権者の意識
は低く、期待できない」(若手)との声は根強い。同事件で秘書が逮捕されたことを受けた小沢氏の進退に
よっては、「全面禁止」が掛け声に終わる可能性もある。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&k=2009031800991