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2009/03/18(水) 00:27:07 ID:f16bML3W
高齢者医療制度見直し打ち出せず 現行枠組み維持強まる
3月17日23時54分配信 産経新聞
麻生政権が公約として掲げた高齢者医療制度の見直しについて、舛添要一厚生労働相直属の
有識者検討会は17日、最終報告をまとめた。舛添氏は国民健康保険を都道府県単位にした
上で同制度と一体運営する私案を示していたが、最終報告では複数案の列挙にとどまり、
見直しの方向性は打ち出せなかった。
舛添氏の意気込みとは裏腹に、世界的な経済危機などもあって、昨年まであれほど騒がれた
後期高齢者医療制度も「喉(のど)元過ぎれば、熱さを忘れる」とばかりに関心が薄れ、
安易な方向に議論が流れたという面も否定できない。
今後は、与党が主導し4月上旬をめどに具体的な見直し案をまとめる予定だが、与党内では
「現行制度の枠組み維持」を求める意見が強まっており、最終的には名称変更など“微修正”
に終わる可能性もある。
最終報告は「論点整理」と位置付けられ、統一的な結論は示さなかった。例えば、高齢者の
反発の強かった年齢区分については、「75歳での区分はやむを得ない」との意見のほか、
65歳に拡大▽全年齢で財政調整▽75歳以上でも働き続ける人は健保組合に加入し続け
られるようにする−など、各委員の提案を列挙しただけ。財源問題や運営主体、保険料
軽減策についても同様で、結論を絞り込めなかった。
最終報告が意見列挙に終わったのは、これまでの保険料軽減など運用改善策で高齢者の不満が
沈静化し、与党内で見直し機運が薄れてきたという側面もある。また、与党内では「医療保険
制度改革は関係団体の利害がぶつかり、半年や1年でまとめるのは困難」(自民党厚労関係議員)
との冷ややかな見方が強かった。
結局、明確な方向性が示されたのは、批判を集めた「後期高齢者」という名称の変更だけ。大胆な
見直しをぶち上げた舛添私案とはほど遠い結果に終わった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090317-00000614-san-soci