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中尾氏 大差で制す/下関市長選
2009年03月16日
支持者らと万歳をする中尾友昭氏(中央)=下関市
三つどもえの争いとなった15日投開票の下関市長選は、元県議で税理士の中尾友昭氏(59)=無所属、新顔=が初めての当選を決めた。ともに同じ無所属で新顔の前県議の友田有氏(51)と前市議の香川昌則氏(45)を抑えての勝利だった。有権者の最大の関心だった市庁舎の移転問題では唯一、建て替え反対を訴え、独自色を際だたせた。前回(05年)惜敗した雪辱を果たし、二度目の挑戦で「かじ取り役」を射止めた。当日有権者数は23万4585人、投票率は53・47%だった。
「当選確実」の一報が入ると、前回と同じ亀山八幡宮境内の「亀山儀式殿」に陣取った支援者らは歓声を上げ、拍手をして喜んだ。中尾氏は「大変な経済不況。公共事業を前倒し、幸せが実感できる街にする」と抱負を語った。
今回は「現職不在」で、公約の中身が厳しく問われる選挙となった。
江島潔市長が示した市庁舎のJR新下関駅周辺への移転案には「100年に一度の大不況のなか、巨額の費用を投じて建て替えるのは間違っている」と批判したうえで、「中心市街地の活性化や地域内分権に逆行する」と指摘。支所の権限拡大を唱えて、建て替え・移転に反感を持つ有権者の支持を広げた。
正式表明は今年1月と出遅れたが、後援会長に下関唐戸魚市場の松村久社長が就き、山口合同ガスの林泰四郎社長も積極的に支援。下関市区選出の民主党の加藤寿彦県議も勝手連として応援に加わり、告示日前日の7日に開いた総決起大会では約2千人を集めてムードを盛り上げた。
友田氏は、公明党の全面支援と、一部の自民党県議、市議の応援を受けた。旧市議と県議あわせて26年間の経歴と人脈をアピールし「即戦力」を訴えたが届かなかった。香川氏は、元県職員の行政能力と、政党や企業、団体からの支援を受けない「しがらみの無さ」を強調したが、支持層が広がらなかった。
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◆新市議2人決まる
下関市議補選(被選挙数2)も15日に投開票され、開票作業が未明まで続いた。投票率は54・03%だった。
昨年9月に市議だった植田正氏が死去し、市長選に立候補した香川昌則氏が2月に市議を辞職して欠員になっていた。洋菓子製造業の小熊坂孝司氏(60)、元参院議員秘書の倉田健治郎氏(30)、不動産鑑定士の鈴尾進氏(59)の新顔3人と、商工業団体顧問の中谷紀由氏(63)、食品会社専務の金田直樹氏(58)の前職2人が立候補した。