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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009031602000091.html
二階氏地盤で8割受注 西松、和歌山の工事
2009年3月16日 朝刊
準大手ゼネコン西松建設の巨額献金事件で、同社が和歌山県内で受注した公共工事のうち約八割が、二階俊博経済産業相の地盤である衆院和歌山3区内に集中していることが分かった。二階氏が代表を務める自民党二階派の政治団体「新しい波」は、同社のダミーの政治団体に八百三十八万円分のパーティー券を購入してもらっており、両者の密接な関係が浮き彫りになった。
西松の工事経歴書によると、二〇〇二年以降、同社が和歌山県内で受注した公共工事は十一件、受注高は計約七十八億円。このうち和歌山3区内が九件、計約六十一億円を占めている。
内訳は、御坊市外五ケ町村病院経営事務組合発注の「国保日高総合病院救急・手術室棟増改築工事」(〇四年十月着工)を十六億九千万円、旧龍神村発注の「龍神村総合交流施設拠点整備建築工事」(〇三年二月着工)を九億六千万円でそれぞれ単独受注。
共同事業体(JV)では日本道路公団発注の「湯浅御坊道路川辺第一トンネル避難坑工事」(〇二年三月着工)、社会保険庁和歌山社会保険事務局発注の「旧社会保険紀南総合病院建替工事(四期)建築工事」(〇四年四月着工)を受注し、西松の請負額はそれぞれ約十一億六千万円、約九億五千万円だった。
このほか、地元自治体発注の町道改良工事や保育所改築工事、校舎改造工事など億単位の公共工事を〇三−〇五年に次々と単独受注していた。
政治資金収支報告書によると、西松のOBが代表を務めた実体のない政治団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」は〇四−〇六年、新しい波のパーティー券八百三十八万円分を購入している。
東京地検特捜部は今後、政界に流れた西松の資金の流れを解明するために、二階氏側を含め自民党の政治団体側からも事情聴取する方針を固めている。