★阿修羅♪ > 昼休み17 > 162.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.zakzak.co.jp/top/200903/t2009031133_all.html
西松献金事件の鍵握る?小沢秘書20年務めた男に焦点
「彼が特捜部にすべて話せば…」
西松建設による巨額献金事件で突如、キーマンとして浮上した人物がいる。民主党の小沢一郎代表の秘書を20年務めながら袂を分かち、次期総選挙では小沢氏の地元・岩手4区で自民党公認候補として小沢氏に戦いを挑む元衆院議員の高橋嘉信氏(55)だ。人気政治漫画のモデルにもなるなど、永田町では有名な存在だが…。
「逮捕秘書の前任者か 巨額献金の枠組み決定」(東京新聞、6日夕刊)、「小沢代表の元秘書、談合関与か」(朝日新聞、10日朝刊)
これらの記事で「前任者」「元秘書」とあるのは、その経歴や年齢などから、永田町では「高橋氏だろう」との見方が一般的だ。
高橋氏は1980年に小沢氏の私設秘書になった。当時、小沢氏は5回目の衆院当選を果たしたばかり。その後、小沢氏が自治相、官房副長官、自民党幹事長などと出世するにつれ、高橋氏の存在感も高まっていった。
自民党ベテラン秘書は「古いタイプの自民党秘書。とにかく迫力がある。小沢氏の名代として政財官界に影響力を持ち、『小沢の影に高橋あり』といわれた。小沢氏も和子夫人も信頼して『高橋、高橋』とかわいがっていた」と語る。
ゼネコン関係者は「小沢氏の威光をバックに高圧的な部分もあった。選挙の時など夜中に電話してきて、あれこれ指示された。中には『俺はアンタの秘書じゃない』とキレる人もいたが、とにかく仕事はできる人だった」ともらす。
【衆院議員に当選してからは関係急冷】
その辣腕ぶりは、雑誌「ビッグコミック オリジナル」などで連載された政治漫画「票田のトラクター」の主人公、筒井五輪のモデルにも。漫画では「稲山一郎代議士を守る秘書の鏡」として描かれていたが、現実は、高橋氏が2000年に、当時、小沢氏が率いた自由党の衆院議員になると、師弟関係は悪化したという。
「直接の原因は分からない。ただ、小沢氏の高橋氏に対する信頼は失墜したようだ。それまで、高橋氏によって遠ざけられていた人々を、小沢氏が『悪かったな』といって重用し始めた」(永田町関係者)
高橋氏は03年の総選挙には出馬せず、国会近くで選挙コンサルティングなどをしていたが、05年に帰郷。自民党側の要請もあり、08年10月、自民党岩手県第4選挙区支部長に就任した。
小沢氏の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(47)が逮捕された事件では、東京地検特捜部は小沢氏の資金団体「陸山会」の事務担当者を務めていた元秘書で民主党の石川知裕衆院議員(35)にも参考人として事情聴取をする方針を固めている。
それだけに、地元・岩手の県政関係者は「高橋氏が、小沢氏の秘書を辞めて9年、衆院議員を辞めて6年になる。政治資金規正法や談合(競売等妨害罪)の公訴時効も過ぎている。もし、すべてを知り得る彼が特捜部から事情を聴かれ、すべてを話したとすれば…」と語る。
そこで、高橋氏の事務所に連絡すると、女性事務員が「よく分かりません」。高橋氏の携帯電話にも取材を試みたが、社名と名前を名乗り、取材意図を話し始めると、「ごめんなさいね」と言って電話を切られた。
【関連記事】
「あれは単なる記載ミス」小沢支持貫く高山議員が激白(2009/3/11)
西松献金事件の鍵握る?小沢秘書20年務めた男に焦点(2009/3/11)
特捜部“小沢ファミリー”狙い打ち…石川議員も聴取へ(2009/3/11)
ZAKZAK 2009/03/11