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【AERA、揺れる「小沢一神教」】(揺れているのは新聞正教・テレビ正教・検察正教の方です)
http://www.asyura2.com/09/lunchbreak16/msg/762.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2009 年 3 月 09 日 18:45:06: 4sIKljvd9SgGs
 

http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090316-01-0101.html
揺れる「小沢一神教」
2009年3月9日 AERA
上げ潮民主党を襲った、代表第1秘書の金銭スキャンダル。
正面突破をはかる小沢氏の戦略は、吉と出るか凶と出るか。
 東京地検による参考人聴取の可能性にも、小沢一郎民主党代表の「正面突破」の意志は、変わらなかった。6日、党本部で記者団に小沢氏はこう語った。
「可能な限り地検であろうが、どなたであろうが話はします」
 最強の捜査機関を相手に、理屈で正面突破する。公設第1秘書の逮捕直後から、小沢氏の腹はすでに固まっていた。
「『やましいことは何もない。徹底的に戦う』と小沢さんは考えている」
 都内事務所の強制捜査を受けた後のことを、小沢氏に近い関係者は支援者にそう打ち明けた。
 そして、党本部で4日午前に開かれた記者会見は、小沢氏の捜査批判の場と化した。


「おわびの必要はなし」

「従来からのやり方を超えた異常な手法」「政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使」と猛然と東京地検のやり方にかみついた。
「(国民を騒がせたことに対して)謝罪はないのか」という記者からの質問に対しても、「今お詫びする理由は見あたらないと思っています」と突っぱねた。
 鳩山由紀夫幹事長は会見後、
「検察の政治的意図を疑われて当然」と談話を発表。党として小沢氏の「正面突破」を支援する姿勢を示した。
 政党を渡り歩いた議員が大半を占める寄り合い所帯の民主党。さっそく足を引っ張る動きが出てくるかと思いきや、
「動揺なんてしてませんよ。『動揺してますか』ってマスコミが聞いてまわってるだけ」
 ある若手議員の、会見後のセリフだ。別の若手議員は、
「小沢さんは金の出入りは他の議員よりオープンにしているし、悪いことなんてできない」
 前回落選し、今回復活を期す手塚仁雄前衆院議員も、
「会見を見て、近い将来小沢首相が誕生すると思いました。疑惑にも微動だにせず、逆に透明性をアピールできる姿を心強く感じたんです」
 笠浩史衆院議員も、小沢氏の記者会見を評価する。
「結果として潔白が証明されればいいと考えている。今回の逮捕は普通のことではないというのはみんなが感じている」
 小沢氏の会見後開かれた党代議士会でも、議員からの質問は出なかった。
 ポスト小沢と目される岡田克也元代表は、8日からの東南アジア訪問を予定通り行うと決めた。「平常心で政務をこなすということでしょう」(関係者)


見事なまでの党内統制

 小沢氏と距離を置くグループも、動きをぴたっと止めた。見事なまでの党内統制は小沢体制の集大成とも言えるものだ。
「小沢執行部の下、党はサークルから体育会に変わった。何より小沢さんは党に『しゃべらない文化』を持ち込んだ」
 ある民主党関係者はそう評する。政局場面ではもちろん、カメラが入る党部会などでも余計なことはしゃべらない。補欠選挙に際しての動員も、かつては「出しても出さなくてもいい」と緩かったのが、現執行部になって、「各陣営必ず一人は出す」という強制に変わった。小沢氏に近い議員はこう言う。
「党の方針に若手議員があれこれ言うこと自体、おかしい。今の状態は当たり前」
 外からみれば、「強権体質」「恐怖政治」にもみえる小沢氏の手法を可能にしたのは、小沢氏がまとう「神話」の威力だと語るのは、政治アナリストの伊藤惇夫さんだ。
「55年体制を崩壊させ、選挙にめっぽう強い。そんな『剛腕』ぶりに、特に民主党の若い議員は信頼を寄せている」
 前回参院選で自民党に圧勝し、「神話」はさらに強まった。地方の首長、補欠選でも勝利を重ね、民主党が政権を取るというムードや気迫を作った。
「自民党のウイークポイントをあぶり出したのも小沢さん」と佐々木隆博衆院議員が言えば、小沢氏の政治手法は嫌いだと言う中堅議員も「自民党の権力者に対してもにらみを利かせられるので、特に権力者相手のときはありがたいです」とその力を率直に認める。
 まさに「小沢一神教」。
 ただし、そこはこのまま宗教戦争よろしく総選挙に突入する――ほど、政治家は理想主義者ばかりではない。今の一枚岩は、せっかく政権奪取目前まで近づきながらゴタゴタを起こせば党全体への悪影響が大きいと判断しているからこそだ。


麻生降ろしの轍踏まず

 ある議員はこう説明する。
「いま小沢降ろしをすれば禍根が残り、次の代表のもとで党が一体化できない。小沢氏が党外に出ると言い出すのも困る」
 党首をコロコロ代えて支持率を激減させた自民党の轍は踏みたくない。だがその現実的判断の向こうには、捜査の進展によっては代表すげ替えも辞さないという構えも透けて見える。ある民主党関係者は語る。
「『選挙まで1万軒をまわれ』といった選挙手法は若手に浸透した。小沢さんがいなくても戦える政党になっている」
 別の議員は、こんな冷めた見方をする。
「小沢さんは古い自民党の体質を持っている人。民主党の清廉潔白というイメージとは違う。小沢さんが離れれば、新たな有権者を取り込めるかも」
 小沢代表と並んだ選挙ポスターの扱いに「頭を痛めている」とこぼすある若手議員は「すぐに辞任して岡田さんに代表を譲って欲しい。そう考えている議員が党内に少なくとも1割はいるでしょう」と語気を強める。岡田氏ならば、小沢色を払拭しつつ政権交代選挙の顔としても機能する。ある中堅議員は、
「今は小沢さんが自ら決断されるのをみんな待っている状況」
 とつぶやく。
「国民に検察の在り方に疑義を持たれるような物の言い方は、一般論として、あまりすべきではないのではないか」
 前原誠司前代表のこの発言は、少なくない数の議員の本音を代弁したものだと語るのはある民主党関係者。
「あそこまで強気に検察批判し、逆襲されたら党ごと危なくなると言っていた議員は多い。検察批判を支持すると言った鳩山さんのコメントも変。いざという時に小沢さんを切れるようにしておかないといけないのに」


自民党も攻め手なし

 小沢徹底支持の態勢も完全に一枚岩ではなく、冷静の仮面の下に反小沢の機運がくすぶりつづけている。そんな状況に、ほくそ笑むのが自民党だ。
 4日に都内で開かれた自民党津島派のパーティーで細田博之幹事長が、「きょうは一大転換の日でございます」と気勢をあげ、別の場では、「国会でもお呼びして、色々と本人の口から真相を語ってもらうのがいい」(山崎拓衆院議員)と、証人喚問を視野に入れた発言まで飛び出した。
 だが、代表辞任を望んでいるかといえばそう単純な話ではない。ある中堅議員はこう語る。
「自民党内では小泉純一郎さんらに『小沢温存論』がある。古い自民党のにおいを持っていてくれると選挙は戦いやすい」
 西松建設関連の政治団体から献金をもらっていた議員は自民党にも多く、二階俊博衆院議員率いる二階派の捜査の可能性も一部紙面で報じられた。別の議員はこう厳しく分析する。
「好事魔多し。『返り血』がこちらにかかってくるかもしれない。だいたい、民主党の人気が下がっても、その人たちが自民党に入れるとは思えない」
 民主党も自民党も、「小沢政局」では膠着状態。だが小沢氏の聴取もふくめ、東京地検の捜査の進展いかんで膠着が一気に破れることになりそうだ。
編集部 田村栄治、福井洋平

 

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