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転載:「企業献金」を根絶し、真の「政治改革」を(遊牧民)
http://www.asyura2.com/09/senkyo59/msg/660.html
投稿者 gataro 日時 2009 年 3 月 05 日 07:14:01: KbIx4LOvH6Ccw
http://blog.goo.ne.jp/nakanisi-sakai/e/a9ffcada4a2d06a614e18b21644e306e
転載:「企業献金」を根絶し、真の「政治改革」を
政治経済 | 2009年03月05日 01時53分35秒
遊牧民です。
「民主党・小沢氏の秘書が逮捕されるのは国策捜査(操作)だ、不公正だ」との議論が出ていますが、ご参考までに、遊牧民の友人のgoo-needsさんの論説を以下にご紹介します。遊牧民も本件に関しては、goo-needsさんと同じスタンスです。なお、以下の文章は転送・転載可です。
【 「企業献金」を根絶し、真の「政治改革」を 】
文責: goo-needs
■ 小沢「陸山会」への捜査
3日、西松建設関連の政治団体からの献金問題で民主党の小沢一郎代表の第一秘書が逮捕され、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の事務所が家宅捜査を受けました。
小沢氏は4日に開かれた民主党の緊急役員会でも、またその後の記者会見でも、今回の捜査を「不公正」として、代表を辞任する考えのないことを強調しています。民主党執行部からは「国策捜査だ」「陰謀だ」という声も上がっています。
確かに、西松建設と小沢氏との関係を報じてきた週刊誌などの、ここ数ヶ月間の記事は、「警察情報のリーク」によるものだということは明らかですし、「給付金法案再議決」前日の強制捜査というタイミングを見ても、何らかの意図を感じざるを得ません。
加えて、その西松建設が政治団体を「隠れ蓑」にして行った献金は「陸山会」以外に、元首相の森喜朗氏の「春風会」や元財相の尾身幸次氏の「幸政会」などにも渡っているのに、現時点では小沢氏だけが捜査を受けているというのでは、小沢氏が「不公正」と言いたくなる気持ちも分かるような気もします。
■ 全容解明を
しかし「何で俺ばっかり」などというのは所詮「愚痴」や「泣き言」の類です。
もともと清廉潔白であれば、疑惑を持たれることもなかったでしょうし、「国策」かどうかはともかくとして捜査を受けることもなかったはずです。逆に、違法性が疑われれば捜査を受けるのは当然のことです。
もちろん、東京地検特捜部も小沢氏だけの強制捜査では、それこそ「不公正」です。森氏・尾身氏をはじめ今回の「西松献金」に関わった20名以上の全ての政治家への捜査を続け、全容を解明してもらいたいと思います。
■ 「ザル法」
それでも、この「西松献金」を政党支部で受け取ったり、パーティー券の対価として受け取ったりしている人々は、まず「お咎め」を受けることはないでしょう。
今回の西松建設の問題は、企業が裏金を捻出し、その資金で政界工作を行う、すなわち「政治を金で買おうとした」点にあります。その金の性質は、個人の資金管理団体で受けようが、政党や政党支部で受けようが、政党の政治資金団体で受けようが、決して変わるものではありません。
こうした行為について、「どこで受け取るか」という技術的かつ形式的なことでクリアできてしまうところが、現行の政治資金規正法が「ザル法」と言われる所以です。
■ 根本は「企業献金」
今回の「西松献金」問題については、国会でも今後多く取り上げられていくことでしょうし、場合によっては「参考人質疑」「証人喚問」などの要求も出されるかもしれません。
しかし最も根本的な問題は、これまでうんざりするほど似たような疑惑を生み出し、政治を歪め、腐敗を生み続けてきた「企業献金」にあります。
今回の「西松献金」でも、既に逮捕されていた元社長らが、「公共事業の受注に有利になることを期待して献金した」と供述している通り、営利を目的とする企業がカネを出すのは「見返り」を求めてのことです。
どういう形での授受であろうと「企業献金」そのものを根絶しなければ、また同じような事件が繰り返されますし、いつまで経っても政治は国民ではなく「金づる」の方を向いたままです。
■ 「政治改革」
麻生首相は4日、官邸で記者団の質問に答え、「今回のことで政治不信が広がるというのは、大変残念なことだ」と述べました。
今回の件が、単なる与野党の非難の応酬や、小沢氏らの「個人的な問題」として片付けてしまうようでは、政治不信は高まるばかりです。
これを機に、「政治を金で売り買いする」行為を根絶するため、いかなる「抜け道」も許さない法改正を目指すことこそ、国会が「自浄能力」を示す最善の道です。
ぜひ与野党とも、「足の引き合い」や、ドサクサ紛れに強行した定額給付金のうな一過性の「人気取り」ばかりを追い求めるのではなく、こうした「政治改革」の面でも、競い合ってもらいたいものです。
小沢氏自身も、かつて「政治改革」を旗印に自民党を飛び出したのですから。
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以上でございます。
最後までお読み頂き、誠に有難うございます。
「恥ずかしい歴史教科書を作らせない会」
http://blog.goo.ne.jp/goo-needs/
【転載終わり】
掲載責任★遊牧民★