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<前の7日分
2009-03-02
■テレ朝「サンプロ」の茶番劇を読み解く。
今朝、テレ朝「サンプロ」に竹中平蔵氏と亀井静香氏が出演し、「かんぽの宿」疑惑をめぐって一対一で対決したらしいが、僕は、例によって朝方まで起きていた関係で、ちょうどその時間帯は朝寝していたため見そこなってしまったが、読者からの情報提供で、遅ればせながらその対決の模様を動画で見ることが出来た。僕の第一印象は、やはり「竹中一派」は精神的にも政治的にもかなり追い込まれているなあ、というものだった。竹中平蔵氏はいつものように、油紙に火がついたように多弁、饒舌であったが、しかしその話の中身は、実に単純素朴で、サルにも分かるような、いかにも「B層」を相手にする人らしく、分かりやすい内容で、すでに何処かで読んだか聞いた事のあるものばかりであった。しかし問題は、やはり話の内容というより、そのナラティブ、つまり語り口と表情だろうと思う。「目は口ほどに物を言う」という言葉があるように、竹中平蔵氏の語り口や表情からは、多くの物語を読み解くことが出来るように思う。亀井氏が、「東京地検に告訴する・・・」と断言した瞬間に、竹中平蔵氏の表情は一変し、急に語り口にも余裕がなくなって、陰鬱な語り口になったが、やはりそこらあたりに、竹中平蔵氏のホンネはあると言うべきかも知れない。ところで、植草一秀氏が、この番組の討論の様子を詳細にブログに記述しているが、それによると、「かんぽの宿」疑惑に対する竹中平蔵氏の反論の中心は、いつものように「赤字の垂れ流し」「雇用の維持が条件」「民間会社・民間人のやることに口出しするな」等、すでに事実の検証作業によって、その論理が破綻し、竹中氏等の隠蔽工作が明らかになったことがほとんどだったが、それだけでは不十分と見たか、それに最近は、『かんぽの宿疑惑』事件は「末端社員の自爆テロ」「西川社長追放の陰謀」「郵政官僚の復権運動」等が追加されたよう見える。
竹中平蔵「ポリシーウォッチ」から…。
“かんぽの宿売却問題”の不可思議な点と小泉発言の真意
一連の”かんぽの宿売却問題”のプロセスを見ると、日本郵政・西川社長の追放を目指した官僚の”自爆テロ”だったという疑念を拭い去れない。このままでは郵政民営化推進への支障となりかねず、小泉元首相の発言は改革の後退を許さないという麻生内閣への警告であったと考える。
この「ポリシーウォッチ」の発言を見ると、まだ竹中平蔵氏は、小泉純一郎元首相の政界における権力と権威を当てにしているようだが、それは大きな勘違いで、竹中平蔵氏が孤立し始めているように、小泉純一郎氏も孤立しはじめているのであって、頼むは、次回の選挙でほぼ全滅するはずの「小泉チルドレン」しかいないというのが現状だろう。以下は、テレビ朝日「サンプロ」の亀井・竹中対決の動画。
■テレビ朝日サンプロの亀井・竹中対決の動画。
亀井静香代議士が東京地検に「かんぽの宿」スキャンダル告訴を予告。竹中平蔵の蒼褪めた顔に注目。
■亀井静香 vs 竹中平蔵 09/3/1
1/4 http://www.youtube.com/watch?v=7Agwt7Tf0kY
2/4 http://www.youtube.com/watch?v=rV_U3pfamCs
3/4 http://www.youtube.com/watch?v=k7CqC4cMgK8
4/4 http://www.youtube.com/watch?v=FNSYiTlGpZQ
さて、この「サンデープロジェクト」という番組は、報道番組だかワイドショーだか、あるいはまたお笑いバラエティーだか知らないが、田原総一朗とかいう司会者や居並ぶコメンテーターの政治的立場の「いかがわしさ」に象徴されるように、かなりの偏向番組であり、ヤラセ企画もどきが少なくないので、最近は、ほとんど見ていないが、おそらく小泉政権下では、一貫して「小泉・竹中構造改革」支持、「郵政民営化」支持だったことは明らかであり、『かんぽの宿疑惑』が政財界をも巻き込んだ「郵政民営化利権」スキャンダルとして公然と語られるようになった今、その隠蔽と火消しに協力する番組を企画するだろうということは分かりきっている。たとえば2月15日の「サンデー・プロジェクト」に菅義偉選対副委員長が出演したが、コメンテーターの財部誠一氏は、鳩山邦夫氏の言動について、「3月の郵政民営化見直しの期限にタイミングを合わせて旧郵政官僚が西川の首を掻くことを狙って仕掛けた陰謀ではないのか」と、菅氏に問うたようだが、これに対して菅氏は「背景には色々な動きがある」とテレビ番組の中では答えていたが、関係者の証言によると、番組終了後、菅氏は財部氏に、「あれは陰謀ですよ」と明言した、と言う。この番組の方向性がよく伺える話である。また最近、この番組に、竹中平蔵氏が頻繁に登場しているようだが、つい先日も、たまたま偶然に見てしまったのだが、「竹中平蔵・金子勝対決」なるものが放送されたが、僕は、とてもじゃないが、その「ヤラセ」臭い雰囲気にうんざりして、真剣に見る気がしなかった。元マルクス主義者だったとかいう噂の金子勝は、今はお茶の間向けの経済学者かテレビ芸人か知らないが、森永卓郎氏とまったく同じように、竹中平蔵氏等にとっては「咬ませ犬」として重宝がられている「お笑いキャラ」にすぎないのであって、肝心な場面になると、竹中平蔵氏らに、「この社会主義者が何を言うか…」と一喝されて、シュンとする役割を担わされた大根役者なのである。いずれにしろ、竹中平蔵氏が、「サンデープロジェクト」という報道番組を使って、司会者やコメンテーターとともに、『かんぽの宿疑惑』の隠蔽ともみ消しに躍起になっていることは明らかだろう。はたして、いつまでそれが成功し続けるだろうか。テレビ画面に頻繁に登場し、苦しい弁明に努めれば努めるほど、テレビ画面は嘘を暴き出していく。竹中平蔵氏は、すでに自身が「裸の王様」状態だということが分かっていないようである。僕が連想するのは、「疑惑の銃弾」でテレビ画面を何ヶ月もハイジャックしたと言っていいロス事件の三浦和義、あるいはオウム事件の「ああ言えばジョーユー」等であるが、いずれも「立て板に水」の如くよく喋る人たちであったが、竹中平蔵氏もまた、これからもテレビ画面で「立て板に水」の如き弁舌さわやかな弁明を繰り返しつつ、門外不出の場所に幽閉されるまで、見事な醜態を曝け出し続けるに違いない。
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