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170 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2009/02/28(土) 14:47:32
「ルーズヴェルトの陰謀」はどこまでホント?〜『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』
有馬 哲夫著(評:山岡 淳一郎)
本書は、雨垂れが岩をうがつように丹念に史料に当たり、現代史のグレーゾーンを読み解いた
ものである。太平洋戦争中から終戦、占領、復興期にかけて米国の情報機関が、「心理戦」や
「情報戦」を介して日本社会をどう動かしたかを具体的に記している。
著者は、まず米国の情報機関が、軍事的情報収集から総合的に作戦・工作を展開する組織
へと発達した経緯に触れる。そして一般市民からは見えにくい心理戦、情報戦のヴェールを
剥ぎとりにかかる。心理戦はCIAの専売特許ではない。その担い手はさまざまだ。
〈実は、もっとも効果的なのは留学や交換プログラムなどの人的交流だ。これも中央情報局や
合衆国情報局(United States Information Agency:略してUSIA)などアメリカの心理戦担当の
情報機関が深く関わっている〉
米国留学で親米的価値観を植えつけられた人材は、帰国後も米国志向で動く。アメリカに
とって格好のエージェントとなる。小泉政権下の経済閣僚にも、そんなタイプの人物がいた。
情報機関は、米国の色に染めやすいキーパーソンを虎視眈々と狙っている。
くり返すが、情報機関はCIAだけでない。国際交流の美名のもとに活動している組織も含まれ
るという。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090219/186709/?P=1