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【コラム/産経】指導者が嘘をついているなら、その嘘を見抜くことのできる国民になりたい、と常々思っている
1 :しいたけ ◆I.Tae1mC8Y @おじいちゃんのコーヒーφ ★:2009/02/28(土) 10:30:55 ID:???0
【断 中村文則】嘘を見抜け
始めは半年くらいかと思っていたけど、「断」を書き始めて2年半が経った。
こうやって「断」終了時まで書かせていただけたことに、最後に感謝したい。これも読者のおかげである。
僕の思想や考え方は、保守とは言いがたい。他の何人かの執筆陣の方々のコラムを読みながら、
自分が同じ断の執筆者でいいのかと考えたこともあった。でもそれは、悩むことではなかった。
多様な意見があるから読む人も考えてくれるのだし、考えた上で、読者の方々がどう思うかの問題だからだ。
お手紙を頂くなど、産経の読者はこのような僕にも温かかった。
自分とは反対の意見を読む時、人はストレスを感じ、それを避けるために、無意識に
感情の壁でその意見を遮断することがある。でも、それは不毛であると僕は思っている。
僕が何かに接する時、一番気をつけていることのひとつだ。
これは何も社会批評、論壇だけの話ではなく、文壇でもそうである。
たとえばイスラエルとパレスチナについて調べるなら、必ず双方の立場に
目を向けなければならない。第二次世界大戦についても、多角的に考える必要がある。
重要なのは、自分を単純化しないことだと僕は思っている。他人の大きな思想に
埋没するのは楽だし心地がいい。でも自分をもっと複雑化していく必要があると思っている。
戦争を単純に民族、文明の違いと見ず、その裏で確かに動いている利権にまで目を向けること。
指導者が嘘(うそ)をついているなら、その嘘を見抜くこと。あつかい難(にく)い国民になりたい、と常々思っている
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090228/trd0902280230001-n1.htm