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【鉄道】リニア中央新幹線、駅を我が町に 山梨の4地域が綱引き
1 :出世ウホφ ★:2009/02/26(木) 14:18:37 ID:???0
リニアの想定ルートと駅を誘致する4地域 東京−名古屋をわずか40分で結ぶ予定のリニア中央新幹線。
その途中駅の設置をめぐって今、山梨県が熱い。「各県1駅」が有力視されるなか、今年に入って4地域の
綱引きが急加速。「支線を」との声まで出ている。予定ルート上にある他県(神奈川、長野、岐阜)にはまだ、
そこまでの盛り上がりはない。なぜ、山梨だけ?【沢田勇】
その理由は山梨リニア実験線にある。財団法人「鉄道総合技術研究所」とJR東海が運営し、97年に
大月市−都留市(18.4キロ)で走行実験を始めた。元自民党副総裁の故金丸信氏が誘致したと言われている。
県リニア交通課は「素通りさせるために実験線を誘致したのではない」と断言する。「リニア交通課」なる
部署があるのも、全国で山梨県だけだ。
県は鉄道総研に技術開発費134億円を無利子で貸し付け、実験線工事のための残土捨て場まで用意した。
総額200億円もの県税を投じており、見返りとして駅の設置は当然というわけだ。
JR東海はリニア中央新幹線の2025年開業を目指す。3ルートが想定されるが、山梨を通ることは確実だ。
昨年12月、国土交通省がJR東海に対し、整備計画策定に必要な最後の調査を指示したことで、
駅誘致の動きが急に熱を帯びた。
毎日新聞
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090226k0000e040075000c.html
リニアの想定ルートと駅を誘致する4地域
http://mainichi.jp/select/wadai/news/images/20090226k0000e040076000p_size5.jpg
>>2以降に続く
2 :出世ウホφ ★:2009/02/26(木) 14:18:48 ID:???0
富士山周辺の12市町村からなる「リニア中央新幹線富士北麓(ほくろく)・東部建設促進協議会」(図(1))は
「世界遺産登録を目指す富士山と首都・中京圏を結ぶ架け橋に」(会長=小林義光都留市長)と、県東部への
駅設置と富士山周辺までの支線の新設を要求。実験線をまっすぐ西へ延伸した付近の6町も
「リニア中央新幹線建設・新山梨駅誘致促進峡南地域協議会」(図(4))を結成。JR身延線との接続を求める。
甲府盆地東部の3市(図(2))、そして「本命」とささやかれる県都・甲府市を中心とした4市町(図(3))も
誘致団体を組織して活動している。
4地域は山や川など主に地形的な要因で隔てられ、歴史的に地域内の結び付きが強い。現在も
広域行政事務組合などで結束が維持されているため、それぞれが別個に駅誘致に取り組んでいるようだ。
JR東海の葛西敬之会長は昨年12月26日、日本記者クラブでの講演で、中間駅は各県に1駅ずつが
「常識的な話だと思う」と語っている。ノンストップと各駅停車の「2系統を考えることも可能」とも述べた。
山梨県民でもある鉄道アナリストの川島令三(りょうぞう)さん(58)によると、時速500キロで走るリニアを
駅に停車させると所要時間が5分増える。仮に4県に1駅ずつ設置すれば、東京−名古屋の所要時間は
ノンストップの1.5倍の1時間かかる計算だ。現在、最速の「のぞみ」は同区間を1時間半余りで走っており、
東海道新幹線とさほど違わなくなってくる。
川島さんは「第2東海道新幹線と位置づけるなら、ノンストップが理想。地域活性化の点では各県1駅もいいが、
ダイヤ編成が混乱するかもしれない」と話す。仮に中間駅の場所が決まったとしても、JR東海は建設費用の
全額地元負担を求めており、全額JR負担を求める県との隔たりは大きい。(おわり)