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http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20090219-01-0702.html
「かんぽの鳩山」にあやかる麻生総理と甘利行革担当大臣
2009年2月19日 週刊文春
「かんぽの宿」問題で、郵政民営化のカラクリを分かりやすく暴いた鳩山邦夫総務相。「国民の財産がハゲタカにさらわれる」寸前に阻止したとして、今や愛称は「かんぽの鳩山」。麻生ダメ内閣で一人だけ「救国の英雄」扱いである。
しかし、裏があると分かっていたなら、なぜもっと早く指摘しなかったのか。
「本人は『最初は勘でした』と告白しています。昨年末まで『かんぽの宿』の問題など何も知らなかったのに、入札の報告を受け、とっさに『これはおいしい話だ。第二の“死に神”になるぞ』と直感したのだそうです」(全国紙政治部デスク)
鳩山氏は安倍改造内閣の法相だった時、死刑執行をめぐり朝日新聞のコラムに「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」とからかわれた。猛然と抗議したところ、死刑賛成が圧倒的多数の世論に味方されて、朝日新聞に謝罪させ、結果的に男を上げた。
今回も、「誰もが知っている『かんぽの宿』をめぐって所管大臣が騒げば、死に神騒動と同じように、注目を集められる」と思い立ったのがきっかけ。「地元で支持者とビールを飲んだ勢いで売却不許可を決断し、後から役所に理屈を考えさせた」のだという。
「どうせこの内閣はろくなことにならない。それなら今のうち、自分だけ思い切り目立って泥舟から抜け出し、次期衆院選での当選を確実にして、選挙後の政界再編でも役者の一人になろうという考えです」(自民党関係者)
思惑は的中。鳩山氏は二〇〇五年の郵政選挙で、東京から福岡六区に国替えしたばかり。今回は自民党への逆風で、世論調査で対抗馬の民主党議員に遅れをとっていたが、今では鳩山支持が急上昇中だ。
「麻生太郎首相が『郵政民営化に反対だった』と失言したのも、鳩山氏にあやかろうとしたのが原因です。政権は下り坂ですが、鳩山氏は『麻生も勘の悪い奴だ。かんぽ問題は自分が指示したって言えば、支持率も上がるのに。このままじゃ俺から麻生と別れることになるかもな』と鼻息は荒い。甘利明行革担当相が公務員改革問題で人事院総裁を批判するのも、鳩山流を見習って目立とうとしているためです」(同前)
いつの間にか麻生首相に代わり、鳩山氏が内閣の主役に躍り出た。ただし、目的はあくまで個人PR。政権の存続は二の次らしい。