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「大宏池会」構想が再浮上?=自民古賀・麻生派が会合
自民党旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ古賀、麻生両派の幹部は4日夜、都内の中華料理店で会合を開いた。在職最長記録を更新中の河野洋平衆院議長のお祝いが名目だが、古賀派内にはこれをきっかけに、両派が合流する「大宏池会」を模索する動きもある。
会合は古賀派(61人)会長の古賀誠選対委員長が呼び掛けた。反りが合わないとされる麻生太郎首相との関係を強化し、陰りが見える党内での影響力を維持する狙いがあるとみられる。
一方、麻生派(離脱中の首相除き19人)は、旧宮沢派の継承争いに敗れた河野氏が派閥を離脱して結成したグループが源流だ。低支持率に悩む首相としては、2009年度予算の関連法案成立後に「麻生降ろし」の動きが出る場合に備え、古賀派との関係を密にすることで党内基盤を強められるメリットがある。
「大宏池会」構想は、小泉政権末期に一時浮上したが、総裁選への思惑の違いから、昨年5月に古賀派が谷垣派を「吸収合併」するにとどまった。両派が合流すれば、最大派閥の町村派(89人)に迫る勢力となる。古賀派幹部には丹羽雄哉元厚相、首相の義弟の鈴木俊一元環境相など、もともと「大宏池会」に積極的な議員が少なくなく、ある中堅議員は「衆院選後の政局展開を考え、一緒になった方がいい」と強調する。
もっとも、両派内には「党が危機的状況なのに合流どころではない」(古賀派中堅)、「追い出されたわれわれが戻ることはない」(麻生派ベテラン)といった冷ややかな声もある。合流への動きが本格化するかは不透明だ。(了)(2009/02/04-20:31)