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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000017-yom-soci
ベトナムODA汚職、PCI元幹部らに有罪判決
1月29日10時37分配信 読売新聞
ベトナムでの政府開発援助(ODA)事業を巡り、同国高官にわいろを渡したとして、不正競争防止法違反(外国公務員への贈賄)罪に問われた大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、東京)の元取締役・坂下治男(62)らの判決が29日、東京地裁であった。
園原敏彦裁判長は「贈賄額を見込んで契約代金を水増しするなど、わが国のODAに対する信頼を損なった」と述べ、坂下被告に懲役2年、執行猶予3年(求刑・懲役2年6月)、元常務・高須邦雄被告(66)に懲役1年8月、執行猶予3年(求刑・懲役2年)、元同社ハノイ事務所長・坂野恒夫被告(59)に懲役1年6月、執行猶予3年(同)、法人としてのPCIに罰金7000万円(求刑・罰金1億円)の有罪判決を言い渡した。
外国公務員への贈賄事件の裁判は、九電工の現地子会社元幹部らが、2007年に罰金の略式命令を受けて以来2例目で、公判請求を経て、判決が言い渡されたのは初めて。
判決は、PCIがホーチミン市の幹線道路建設のコンサルタント業務を受注するため、同市業務管理局のフイン・ゴック・シー局長に、2002年1月ごろから7回にわたり、総額約243万ドル(約2億8000万円=贈賄時の為替レートで換算)を渡すなど、「外国公務員への現金供与が常態化していた」と述べた。
判決によると、坂下被告らは、シー局長に対し、03年12月に60万ドル(約6600万円)、06年8月にも22万ドル(約2600万円)のわいろを渡した。
同罪のほか詐欺罪でも起訴されている同社元社長・多賀正義被告(63)は分離公判中。
最終更新:1月29日11時23分