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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090127-454265.html
森田健作氏千葉県知事選「負けたら引退」
元衆院議員で俳優の森田健作氏(59)が26日、千葉市内で会見し、同県知事選(3月29日投開票)に無所属で立候補することを表明し「この戦いに敗れたら、2度と政治はやらない」と退路を断って臨む考えを明らかにした。約6000票差で惜敗した前回05年に続くリベンジ戦。政党の後押しや著名人の応援は受けず、草の根選挙で支持拡大を目指す。「これで選挙は最後。1人で思い切ってやりたい」と決意表明した。
森田氏は、政界引退をかけると強調した。「再び立候補しますが、この戦いに敗れたら2度と政治はやりません。正々堂々戦います」。参院初当選以来、政界にかかわってきたが、今回を最後の選挙と位置づけた。退路を断つことで、意気込みを浮き上がらせた。「今こそ千葉が首都圏、東京をリードするという思いが、私を支えている。千葉に光を当てたい」。羽田〜成田間を結ぶリニアモーターカー建設や観光の環境整備など、7政策を掲げた。
政党の支援は受けず「完全無所属」として戦う。「政党が入ればああしろ、こうしろと言われ、自分自身もなくなる。中央政界の政争の具にもされる。私は政党のためでなく、県民のために仕事をしたい」と話した。勝手連的な支援は拒まず、自主投票を決めた自民党の一部国会議員や県議らが支援に回る方向だ。
05年の知事選。森田氏は立候補表明が遅れ、終盤追い上げたが、堂本暁子知事(76)に6086票差で負けた。当時は「今後はこれからゆっくり考える」と述べていたが、実は敗戦翌日に、リベンジの決意を固めた。森田氏は「当たり前じゃないですか」と、くやしさをむき出しにした。
敗戦からの日々は芸能活動がメーンだったが、実際は県の実情を調べたり人脈を広げたりと、どぶ板活動も続けた。「この4年間、歯を食いしばってやってきた」という言葉に自負を込めた。4年の間に、東国原英夫氏(51)や橋下徹氏(39)のような著名人が、森田氏に先んじて知事に転身した。「東国原氏は知名度という利点を生かしている。良い悪いは別にして、橋下氏のように自分の意見を言い続けるのは大変」と述べるなど、2人の活動を意識している面もある。
県知事選は候補者乱立の様相。激戦が予想されるが、森田氏は「いろんな人がどんどん出て、有権者の選択肢が増えるのはいいこと」と強気の姿勢だった。最後の戦いでリベンジはかなうのか。【中山知子】