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【社会】 「大学は迷惑だろうが…」 ホームレス、北海道大学の学生施設で寒さしのぐ人増加…学校側も黙認
1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2009/01/26(月) 20:42:46 ID:???0
・ホームレスにとって最もつらい厳寒期。札幌市では地下街や駅施設が昼間の「寝床」として
利用されているが、雇用情勢が悪化する中、北海道大の学生用施設「クラーク会館」で寒さを
しのぐ人も現れた。大学側は「これまで特にトラブルや運営に支障をきたすようなことはなく、
やむを得ない」と事実上黙認。支援団体からは、国や自治体に冬季用宿泊設備の整備を求める
声があがっている。
1月、札幌の名所として観光客も訪れるクラーク会館は、期末試験や就職活動の情報交換などで
語り合う学生たちの熱気に包まれる。そんな喧騒に耐えるように、ロビーの片隅で長いすに
座ったまま寝息を立てる数人の男性。寒さから逃れてきたホームレスの人たちだ。
昨秋以降、ロビーで過ごすホームレスが増え、多い時は10人近くになる。
最近、関東地方から札幌市に来た道内出身の男性は元建設作業員。会社倒産後、消費者金融の
借金がかさんで夜逃げ同然にホームレスになった。
昼は会館で眠り、会館や地下街が閉鎖される夜間は凍死しないように繁華街やアーケードを
歩き続ける。「大学は迷惑だろうが落ち着ける。寝ないと体がもたず、仕事ができない」と訴える。
札幌市が確認している市内のホームレスは109人。夜間の避難先になっていたJR札幌駅前の
札幌駅バスターミナルは昨年6月から立ち入りが事実上禁止され、深夜営業のファストフード店には
「居眠り禁止」の張り紙を出す店もある。
その一方で、市が運営する4カ所の無料宿泊施設の収容数は12人だけ。ホームレス自立支援法に
基づく市の事業費は05年度以降減り続け、昨年は約1100万円だった。ホームレス支援団体
「なんもさサポート」の中塚忠康代表は「自治体の施策には限界がある。こんな時代だからこそ
国が音頭を取って経済的困窮者を支援しなければならない」と指摘する。
夜間の安眠先が減った分、落ち着いて眠れる昼間の「寝床」を求めるホームレスが増えているようだ。
会館を管理する北大の職員は「当面は静観する。不況、解雇……。『明日は我が身』という気持ちも
ある」とつぶやいた。(一部略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090126-00000023-maiall-soci