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【社会】「定額給付金」辞退議論のバカバカしさ
1 : ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★:2009/01/26(月) 06:46:31 ID:???0 ?2BP(111)
昨年の春から夏にかけて、アメリカ国民はひとりの例外もなく政府発行の「刺激金」という名の
小切手を受け取った。金額はひとりあたり300ドル。事情によっては倍額の600ドルと
いうこともあるが、とにかく全員に小切手がとどいたのである。所得にも年齢にも関係はない。
とにかくこれを使ってすこしでも景気を刺激しましょう、というのがその趣旨だから単純明快である。
小切手は社会保障番号のケタ数の順序で整然と郵便でとどいた。ひとり300ドル。
(中略)
このことを日本の報道機関はほとんどとりあげなかったが、いま論議沸騰の「定額給付金」というのも、
もともとはアメリカの「刺激金」とおなじ性質のものであったのではないか。さいしょから
その趣旨をはっきりさせて、おカネの流れを「刺激」するためのものであることを
周知徹底しておけばよかった。ほんのちょっとだが、これをみんなが使えば社会的な
血行不良がよくなるだろう、という金融政策の一部なのである。
はっきりいって、これはもともと「バラまき」が趣旨なのである。バラまけば、ひとは
よろこんで使う。「バラまき」おおいに結構。ひとり1万2000円。バラまきには
それなりの経済効果がある。どう使おうと自由である。べつだん非難するにはあたるまい。
貯金にまわるだけだ、という意見もあるが貯金すればそれだけ銀行の資金が
ふえるのだから、これまたまわりまわって、わずかながら経済貢献になる。
おもしろいことに、アメリカでは高額所得者は「辞退」すべきだ、といったような
バカげた議論はなかった。閣僚や要職にあるひとが、オレはもらわないよ、などとは
おっしゃらなかった。なぜなら、余裕のあるひとは受け取った300ドルにしかるべき
上積みをしてそのまま慈善団体などに寄付したからである。
「寄付」というのはじぶんの手もとにあるいささかのおカネを自発的に提供して
社会的な再配分をする、ということである。そうすることによっておカネはちゃんと
良識にしたがってうごくのである。そういう伝統がアメリカにはある。だからだれもおどろかなかった。
(後略)
*+*+ 産経ニュース 2009/01/26[02:32] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090126/fnc0901260233001-n1.htm