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2009/01/26(月) 03:13:53 ID:Ffym7l8s
発がん性物質、都公表の115倍 築地市場移転先
東京都中央区にある築地市場の「移転先」にされている江東区豊洲の土地から極めて強い発がん性を
持つ化学物質が公表値の115倍の濃度で検出されていたにもかかわらず、都が汚染対策を話し合う
公開の専門家会議にその結果を報告していなかったことが分かった。会議の座長は「情報隠しと受け
取られかねない」と問題視している。
高濃度で検出された化学物質はベンゾ(a)ピレン。都は07年5月、土壌汚染への対応のための有識者に
よる専門家会議を開始。ここで同年11月、土壌1キログラムあたり最大5.1ミリグラムのベンゾピレンが
検出されたと報告した。ベンゾピレンについての環境基準や指針は国内にはないが、会議の座長は「米国
やドイツなどでは2ミリや3ミリがリスク評価のための基準」と発言している。
都は、08年3月から改めて土壌汚染調査を実施し、同年6月末までにその結果を把握。同年7月の専門家
会議で、それまでに測定されていた最大値を下回るか、増えても数倍程度のベンゼンやシアン化合物など
の結果は公表したが、ベンゾピレンの結果には触れなかった。
ところが、調査を請け負った業者が同年9月末に都に提出した報告書を朝日新聞が情報開示請求で入手
したところ、ベンゾピレンの最大値は590ミリで、07年の最大値の115倍に達していた。検出個所は151
地点あり、そのうち50ミリ以上が15地点、5ミリ以上も58地点あった。
都は会議終了後4カ月近くたった08年11月、ベンゾピレンの新濃度について専門家会議の元委員らに
メールで報告し、見解を求めた。元委員らは「水に溶けにくく、地下水が気化して起こる大気汚染の心配は
ない」としながらも、「環境基準がないので土壌の掘削・搬出の際には自主的な基準を設けて適切に処理
し、再汚染に注意すべきだ」と助言したという。
842 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/01/26(月) 03:14:43 ID:Ffym7l8s
専門家会議は都民らと情報を共有しつつ移転に向けた合意形成を図るために都が設置。公開で08年7月
まで9回開かれたこの会議でベンゾピレンの新濃度を明かさなかったことについて、都側は「法で定められ
た汚染対策の対象物質でも正式な調査項目でもなく、委員からも汚染対策のためにデータを持っておく
方がよいと言われた程度だったので、この時点では報告を考えていなかった。後でメールで報告したのは、
それまでの最大値を超えたため、汚染対策の留意点が聞きたかったからだ」としている。
豊洲地区は東京ガスが88年まで30年余り、石炭などから都市ガスを製造。跡地の土壌からベンゼンなど
の高濃度汚染が見つかり、都は専門家会議を開催。その意見公募手続きで「調査結果はすべて公表して
いる」と説明していた。
http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY200901250191.html