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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009012190071131.html
「変革の責任」訴え オバマ米大統領が就任
2009年1月21日 07時18分
20日、ワシントンでの大統領就任式で宣誓するオバマ米新大統領(AP=共同)
【ワシントン=岩田仲弘】バラク・オバマ第44代米大統領(47)は20日正午(日本時間21日午前2時)、就任した。ワシントンの連邦議会議事堂前特設広場での大統領就任式で宣誓後、国民に向けて演説。新大統領は「国は戦時下にある。経済はひどく疲弊しているが、これは一部の貪欲(どんよく)で無責任な人たちだけでなく、未来のために備えず、厳しい決断を避けてきた米国民全体の責任だ」と強調。経済危機の打開、平和構築に向け、国民1人1人が責任を果たし、一緒に変革の努力に加わるよう呼びかけた。
黒人の大統領は米史上初めてで、民主党政権は8年ぶり。オバマ新大統領は、ブッシュ政権下で悪化した経済状況の改善や国際社会における信頼回復をはじめ「米国再生」に取り組む。
就任式は午前11時半すぎに始まり、まずジョゼフ・バイデン氏(66)が宣誓して副大統領に正式に就任した。
その後、オバマ新大統領がジョン・ロバーツ連邦最高裁長官の立ち会いで、第16代大統領リンカーンが1861年就任時に使った聖書に手を掛けて宣誓した。
新大統領は宣誓後、約20分間演説。建国の歴史を振り返りつつ、「未来」を切り開いてきたのは普通の人々であり、「今この時代にわれわれが必要としているのは責任感だ」と、1人1人が希望の実現のため責任と自覚を持って行動するよう求める。
また「私の父は60年前にはレストランにさえ行けなかったが、今私は大統領としてみなさんの前にいる」と強調。
自らの大統領就任を機に、人種間の融和にも全力を挙げる姿勢を示す。
就任式終了後、新大統領はミシェル夫人(45)とともに専用車に乗り込んで、ホワイトハウスまでの約2・5キロをパレードする。
<就任演説の骨子>
▼米国の再生に取り掛かる
▼米国は世界で最も繁栄した強い国家であり続ける
▼イスラム社会との新たな関係構築
▼責任ある形でイラクから撤退する
▼アフガニスタンの平和を目指す
▼核の脅威を削減
▼政府の大小ではなく機能するかどうかが問題
(中日新聞・東京新聞)