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2 :無党派さん:2009/01/18(日) 19:25:51 ID:2jfAQ3BF
【第39回】 2009年01月05日
ビル・エモットが混迷の2009年を大胆予測 「世界デフレは日本から始まる」
http://diamond.jp/series/worldvoice/10039/
なかには、半年以内にデフレに突入する国もあるかもしれない。
―その可能性が高い国とは?
日本だ。デフレから完全に脱していないまま、今回の金融危機の直撃を受けた。
2007年末から2008年前半に高まった日本のインフレ期待は、しょせんはエネルギーと食料
の輸入価格上昇によるものにすぎない。国際商品市場が投機主導のバブルであり、早晩
価格が半減するのは目に見えていた。賃金も上がっておらず、消費も弱いままの日本が世
界経済の減速で真っ先にデフレ圧力に晒されるのは自明の理だ。
―米国より深刻ということか。
デフレ圧力の大きさで言えば、むろん、米国のほうが大きい。米国の経済システムは柔軟
性に富んでおり、それゆえに雇用や賃金、価格の調整幅は大きくなるからだ。
短期的には米国経済は世界で一番厳しい調整プロセスを経験することになるだろう。
ただ、その一方で、数年後に振り返ってみたら、日本経済だけがデフレに苦しみ、
取り残されているという状況は十分に想定できると考えている。衆参のねじれ現象などを
背景とする政治の迷走もあって、デフレ阻止への政策面での対応が米国との相対比較で劣る可能性があるからだ。
そもそもデフレに陥る時期は、円高もあって、日本のほうが早くなる可能性が高い。
私の悲観シナリオが現実化すれば、日本が経験する痛みは極めて長期に及ぶことになる。
今はただ総選挙を経て、ねじれ現象が早期に解消され、政策履行能力の高い政権が
誕生することを願ってやまない。
他方、欧州のような柔軟性を欠く経済圏では、デフレ圧力は当面、米国ほど強まらないだろう。
実際、英国の11月の消費者物価指数(CPI)は年率4.1%上がった。
下落傾向とはいえ、ペースは緩やかなものになりそうだ。