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[記事転載元:http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aJ9BSW6381ug]
5月26日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、各国中央銀行が規制強化と金融危機の再発防止に努める中で、政治からの圧力を受けない必要があると述べた。
バーナンキ議長は26日に日本銀行で開かれた会合で講演し、「金融改革の着手にあたっては、今回の危機で強さが証明され、世界経済の将来の安定と繁栄に引き続き不可欠である中央銀行の特性を維持し、守ることが重要だ」と述べた。
各国の中銀当局者には政治的な圧力が高まっている。米国では政策金利決定における中銀の独立性を侵害し、経済と金融の安定性を低下させかねないと同議長が指摘する法案が提出されている。欧州中央銀行(ECB)は今月ギリシャなどの国を対象とした金融支援の枠組みを支持したが、ECBの独立性を強く主張している。日本では、政府が日銀に景気てこ入れとデフレ根絶への支援を迫っている。
バーナンキ議長は最近の具体的な脅威について言及せず、独立性の利益に重点を置いて講演し、「こうした独立性の見返りとして、中銀は透明性と説明責任の義務を果たす必要がある」と指摘。FRBは透明性向上に向けて「新たな手法の模索に全力を尽くしている」と説明した。
議長は北京で米中戦略・経済対話の後で来日した。米経済や金融政策に関する短期的見通しには言及しなかった。
議長は金利決定や証券の売買、最後の貸し手という中銀の役割が政治的干渉から守られる必要があると指摘。「短期的な政治的影響を受ける中銀の政策立案者は、経済を過剰に刺激して潜在成長力を超える水準に生産と雇用を短期間で押し上げるよう求める圧力に直面する恐れがある」とし、これが「望ましくない景気の波を生み出し、最終的に安定性の低い経済とインフレ加速を招く可能性がある」と警告した。
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<コメント>
金貸しは国家のために金を相手に貸す。
金融とは所詮「欲の追求」でしかない。あまりに銀行の暴走を許すとそれこそ、世界は地獄と化す。今は、まさにそうである。
何事もやはりバランスが必要。バランスをとるためには金貸しの相手、つまりは国家と常に均衡しなくてはならない。
中銀の独立性を保つことが、このバランスを取ることを意味するのだとしたらそれは大間違いだ。
アメリカで対立が激化しているのは、まさにその点についてであると思う。
この時期にバーナンキを日本に呼ぶ日銀のこのずる賢さ。
世界中で国家VS金貸しの対立が激化しているがしかし、世の中がこの銀行屋の上に野買っている以上、この牙城はなかなか崩せまい。
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