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資金は東へと流れる:中心は中国、今後20年−ゴールドマン
[Bloomberg.co.jp; http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=a_XVofuIXceg]
12月2日(ブルームバーグ):米ゴールドマン・サックス・グループは2日、今後20年は資金が先進国から新興市場へと流れ、新興市場株の上昇を支えるとの予想を示した。資金の流入先の中心は中国になるだろうとみている。
ゴールドマンの中国戦略責任者、トーマス・デン(ケ体順)氏は、そうした資金の流れが、資産バブル阻止に向けた中国の金融引き締めの悪影響を打ち消すとの見通しを示した。さらに、来年平均で20−30%と予想される中国企業の利益の伸びが株式相場を上昇させると予想。中国の自動車とヘルスケア業界、上海に広い土地を持つ企業の株の買いを勧めた。
同氏は香港での記者説明で、「欧米諸国の資金は東方諸国へと流れるだろう。これは先進世界から発展途上国への資金の流れを意味する」とし、「このトレンドは今後10−20年続くだろう」と語った。
同氏によると、ゴールドマンは香港市場のハンセン中国企業株(H株)指数が2010年末までに17000に達し、上海・深セン両市場のA株に連動するCSI300指数は4300まで上昇すると予想している。また、同社アナリストのティモシー・モー氏によれば、香港のハンセン指数は来年27000前後に達する見込み。