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グアム島住民、アメリカによる太平洋の島への150億ドル軍事力集中計画に反対して団結 【マスコミに載らない海外記事】
http://www.asyura2.com/09/kokusai4/msg/552.html
投稿者 えびしおマップ 日時 2009 年 11 月 12 日 01:11:19: 3zP6qOpR45sn6
 

Democracy Now!
http://eigokiji.justblog.jp/blog/2009/10/150-54fa.html

フアン・ゴンザレス: 次は太平洋の島、グアム島の話題です。ここでアメリカ合州国は、150億ドルという膨大な額の巨大な軍事力の集中を計画しています。長さ48キロの島を、太平洋における米軍作戦の主要ハブへと変える計画です。これは、最近でも最大の軍事力の集中だといわれており、この小さな島に、50,000人もの兵士を移す可能性があるものです。


連邦議会で話される話題は、軍の建設工事で期待される仕事を、本土のアメリカ人、外国人労働者、あるいはグアム島住民の誰かに限定すべきかどうかということばかりです。しかし、この島の人口の三分の一以上を占める、グアム島先住民の意見や懸念を聞く事は滅多にありません。


グアム島チャモロ人の公民権弁護士、ジュリアン・アグォンさんにご参加いただきます。彼は、The Fire this Time: Stories of Life Under American Occupation and What We Bury at Night: Disposable Humanityを含む三冊の本の著者でもあります。


デモクラシー・ナウにようこそ!


ジュリアン・アグォン: 出演させていただき有り難うございます。


フアン・ゴンザレス: さて、この兵力集中は、どのように進展してきたのですか? これはアメリカ合州国によって、沖縄からグアム島に移される兵士ですね。この兵力集中に関する最近の決定について少しお話しいただけますか?


ジュリアン・アグォン: OK。軍の集中は、2005年に、始めて発表されました。アメリカ合州国が、日本政府と約7,000人のアメリカ海兵隊員を、沖縄から、グアム島に移す二国間協定を結んだのです。日本全土の駐留アメリカ軍のほぼ70パーセントを、沖縄が担わされているため、軍駐留に反対する沖縄大衆の抗議が主な理由です。2005年のことでした。


2009年に早送りしましょう。アメリカが、最近数値を発表しましたが、数値は膨れ上がり続けています。実に途方もないものです。今や、8,000人のアメリカ海兵隊員と、その9,000人の家族、更に韓国から1,000人の兵士、それに、外部の労務者、20,000人と推定される外国人労働者までがくる事になっているのですから。ですから、4から5年の人口注入、5年間で、20パーセントの人口増加です。


これこそ、我々が懸念していることなのです。グアム島の先住チャモロ人社会は、我々は未だに自決権を行使していないのです。グアム島は、世界中でわずか16の非自治地域、つまり国連が認めた植民地の一つのままなのです。我々はアメリカ大統領選挙にすら投票しません。私たちは、アメリカ議会に、議決権をもった、意味のある代表を持っていないのです。それなのに、集中が発表され、それは基本的に、いかなるチャモロ人も蚊帳の外なのです。我々は全くこの決定に関与していません。アメリカから、こうした何万人もの外部の人々を移転させるつもりだと、単に通知されただけです。


しかも、グアム島の総人口は、わずか171,000人程度だとされていて、チャモロ人住民が、その人口のおよそ37パーセントを占めています。ですから、この人口の変化は、取り返しのつかない結果をもたらすでしょう。私たちにはインフラさえなく、いかなる資金も、政府に対して約束されたわけでもありません。


-中略-


フアン・ゴンザレス: アメリカ支配下での、あなた方の生活は、もう一世紀以上続いているのですか?


ジュリアン・アグォン: OK. ええ、グアム島は、太平洋の中でも、最も長期間植民地化されつづけている島の一つです。スペインに、ほぼ300年間植民地化されていて、次はアメリカ合州国です。1898年、パリ条約で、キューバ、フィリピン、プエルトリコと一緒に、アメリカ合州国に譲渡されたのです、。1898年から現在に至るまで、第二次世界大戦中に、日本帝国軍によって占領されていた三年間、1941年から1944年までの時期を除いてです。これはまた全く別の話ですが、これもやはりゾッとするものでした。しかし、基本的に我々は、1898年から現在まで、アメリカによる植民地化の下にあるのです。ですから我々は、事実上、500年間ずっと植民地なのです。


この番組に出演するのがなぜ我々にとって重要なのかという理由ですが、我々は、横合いから言葉をはさむことが、全くできないのですから。基本的にアメリカは、常に、私たちを消し去るような言葉の使い方をします。グアムは、“アメリカの一日が始まる場所”と呼ばれることが良くあります。占有です。アメリカでの訴訟においてすら、“占有”です。我々は本質的に、連邦政府の道具なのです。あるいは、彼等は“不沈空母”という言い方をしたり、“槍の先端”だったり。こうした表現はどれも、実に賢明で、私たちの存在を消し去ってしまうのです。そこで、アメリカ合州国本土を含めて、外部世界は、人々がそこで暮らしているということことを、いわば忘れれることが可能になってしまいます。幽霊しか住んでいないと。それが我々の体験なのです。


そして、軍の集中も全く同じことです。我々は今回のアメリカ軍の集中を、アメリカ合州国側による実に長年にわたる契約違反中、最新のものと位置づけています、1946年に、アメリカは、グアム島を、国連リストの非自治地域に載せ、基本的に、国際連合憲章第73条に基づき、グアム島を民族自決へと導く、国際法下の引用句“義務を神聖な信託として”アメリカは受諾したのです。それなのに、今や軍を集中して、強烈な最後の一撃を見舞おうとしているかのようです。これは決定的です。これはあまりに大きく、巨大ですから。これでは、私たちの膝も屈してしまいます。我々はこれだけの負荷には耐えられないと思います。


フアン・ゴンザレス: グアム島生活における別の側面で、大半のアメリカ人が知らない、あなた方の島々が、第二次世界大戦後の時代に被った放射線被ばくについては?


ジュリアン・アグォン: うーん。そうですね。最も有名な、というよりは最も悪名高いのは、実際、アメリカ合州国によって、近隣の諸島で遂行された核実験です。グアム島というのは、太平洋の一地域、つまりミクロネシア連邦、パラオ共和国、マーシャル諸島共和国、そして、北マリアナ諸島を含む、ミクロネシアとして知られている西太平洋の一部なのですから。実際、グアム島の長さはわずか48キロで、自然の列島、マリアナ諸島弧の中で、最大で最南端の島です。ですから、1898年までは、我々はひとまとまりの集団でした。この日付が重要な、もう一つの理由は、1898年、政治的に分割されたからです。グアム島は、アメリカに、北マリアナ諸島はドイツに。我々はこの地域の一部なのです。


1946年から1958年までに、アメリカは、60発以上の核兵器を、マーシャル諸島住民の上に落としました。その一つの、最も悪名高いブラボー実験は、最新の推定では、マーシャル諸島で長らく議員を勤めているトニー・デブルム議員を含む上院議員達と話しているのですが、こういう数字になっています。グアム島から、わずか2,000キロもないところに落とされた爆弾は、1.6発か、1.7発分の広島型原爆が、毎日、12年間も投下され続けるのと同じ威力なのです。これがその爆弾の総放射能量です。そして、グアム島はあまりに近く、風下なので、風下被爆をしたわけです。


基本的に、こうした権利を主張し続けたり、少なくともアメリカに関する限り、放射線被ばくに対する補償を得ようとして、我々が、いつも、今回の旅のように、アメリカ議会、あるいは国連の、火葬薪の山に、自らの身を投げ出したり、国連にも行っているもう一つの理由です。本当に認知されていません。まだそうなっていません。グアム島のチャモロ人は、実に驚くほど高い癌罹患率を味わっています。これが過去から受け継いだ物で..


フアン・ゴンザレス: それに当然、議会でも、あなた方の代表は議決権のない代表一名に限定されているのですね?


ジュリアン・アグォン: はい、議決権のない代表一名です。


フアン・ゴンザレス: すると、グアム島の住民は、アメリカ国民なのに、どのような連邦選挙にも全く投票することができないわけですね。


ジュリアン・アグォン: はい。我々の基本法あるいは憲法だとされている文書は、実際は、アメリカ議会が可決した文書、1950年8月1日に可決された1950年基本法です。基本的に、その法律のおかげで、我々は法定上の国民です。アメリカ市民権は我々にも適用されています。しかしながら、我々はアメリカ大統領選挙への投票は認められず、アメリカ議会に、議決権のある、議決権を持った代表一名を送ることは認められていないのです。


ですから、あれは実に皮肉なことで。ご存じでしょう。ノーベル平和賞がオバマ大統領に授与されたことを聞いたばかりで、それはすごいことですが、我々にとっては、もうまるでアメリカが、まるで現在の対テロ戦争を正当化したようなもので。まあ人権やら国際法といった、昔ながらのあらゆる手法を駆使して。しかも、国際法と人権というのは、は私が法学大学院で専攻した科目でして、特に、先住民族と、植民地化された人々のそれが専門なのです。


グアム島の人権についてお話しする必要はないでしょう。我々は、皆、公民権だけで十分なのですから。我々は大統領選挙に投票したいだけなのです。つまり、アメリカ自身の裏庭ですら、核汚染は除去されていません。我々は大統領選挙に投票できません。私たちにはアメリカ議会で変化をおこすことができないのです。それなのに、我々が選挙で選んだわけではない人々によって、我々にたいするあらゆる決断がなされているのです。これは実にひどく不完全な現代的現象です。実際、グアム島の状況を説明する最良の方法は、この植民地主義には、何ら新味はないということです。これは実に伝統的なスタイルの植民地主義で、不自然なものです。実に不自然です。それこそが、最近のチャモロ人で、我々の怒りや道徳的な憤激が、新たな形になっている理由だと思います。


後略


記事原文のurl:www.democracynow.org/2009/10/9/guam_residents_organize_against_us_plans


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コメント
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ははあ、アメリカは「オレンジプラン」の帰結、ミッドウェイ−グアム−−サイパン−ラインに軍事拠点を構えることを決意したな。中東−中央アジアはディゴガルシアが拠点か。「米軍再編」の帰結点が見え始めた。
いずれ「戦争プラン」もそのように改定されていく。
だから、嘉手納基地の戦術戦闘機部隊の訓練ローテーションの場所に、普天間の第三海兵遠征軍はスケルトン化。
「前方展開」の真の基地として維持するには、「病院」の存在が不可欠。「情報公開法でとらえた在日米軍」-梅林宏道などを見る限り、沖縄海軍病院、横須賀海軍病院など海軍関係のみが残る。王子も、大和の陸軍野戦病院もなくなった。
したがって、小沢の一ちゃんの言うように「第七艦隊だけで十分」か。
軍事建設計画-MCONの現在的推移を見なければ解らないが、「日本に出来るだけ出させる」の基本方針の下に進められているが、中東−−中央アジア−東アジアの軍事−戦争プランがディゴガルシア、ミッドウェー−グアムラインに戦略拠点を置くにしても、日本が「グリコのオマケ」を付けてくれるのは歓迎という訳だ。
グァムなんかは「新婚旅行」の浮かれたコースにしておいて、スパイがそうそう「結婚ばかりしていられない」事情もかんがみると、グアムあたりでコソコソやっているほうが得策か。
日本や、沖縄には、上草柳の畑に雨の日も、風の日も突っ立っているマニアがいるし、欝とおしいものな。
2009/11/12 10:10

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