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金融危機引き金に欧州で続く政権交代【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091005/erp0910051931003-n2.htm
2009.10.5 19:30
昨年の金融・経済危機を引き金に欧州で政権交代が相次いでいる。
景気後退にあえぐギリシャで4日行われた総選挙では中道左派が5年半ぶりに政権を奪取。
経済が破綻(はたん)しかけたアイスランドでも2月に中道左派連立政権が誕生した。
英国でも13年ぶりの政権交代の可能性が高まっている。
一方、危機を巧みにしのいだ経済大国ドイツではメルケル首相の続投が決定。
経済危機に対する手腕への評価と期待が明暗を分けている。
ギリシャの総選挙でNDのカラマンリス首相は金融危機対策で280億ユーロ(約3兆6700億円)もの銀行救済策を講じる一方で、緊縮財政のための公務員給与凍結などを通じた景気浮揚を唱えた。
PASOKのパパンドレウ元外相は選挙戦で、公共事業拡大や公務員昇給を通じた30億ユーロ(約3900億円)の景気刺激策を主張。
世論調査ではしかし、9割が「どちらの政党も信頼できない」と回答するなど、有権者が中道左派を消極的に選択したことが浮き彫りになっている。
アイスランドでは昨秋、大胆な金融自由化策が裏目に出て金融システムが崩壊。
ハーデ前首相が今年1月に引責辞任し、2月に社会民主同盟と左派環境運動による中道左派連立政権が誕生、続く4月の総選挙でも勝利した。
いずれも未曾有の危機に直撃された現政権に厳しい審判が下され、残された道として中道左派政権が選ばれた格好だ。
先月27日投開票が行われたドイツの総選挙では、メルケル首相率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟と市場経済重視の野党・自由民主党が過半数を確保。
11年ぶりの中道右派連立政権樹立に向け、今月5日から連立交渉を開始した。
同首相は、適切な景気対策で金融・経済危機の深刻な影響をやわらげた政治手腕を評価された。
英国でも5日からイングランド北西部のマンチェスターで年次党大会を開く最大野党・保守党が世論調査でブラウン首相率いる与党・労働党を12ポイント引き離し、来年6月までに行われる総選挙で13年ぶりに政権を奪取する可能性が強まっている。
ブラウン首相は1997年以来、財務相として緩やかな金融規制を採用し“カジノ金融資本主義”を助長させたとして非難されているのに対し、保守党のキャメロン党首は歳出削減など「小さな政府」を主張、景気回復に向けた手腕に期待が集まっている。
(木村正人)
【ワヤクチャ】問題はどう変えるか。カジノ資本主義を脱却し、個人消費を伸ばすあらゆる手立てを講じるかどうかという事。低所得者に対する給付が一番手っ取り早い。各国政府が政府紙幣を印刷して配るべきだ。適正なインフレによって賭博でデータ上にある数値の価値を低減すべきだ。健全な市場経済をそこから始めるべきだ。
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