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【サミット】「核なき世界」の実現決意し閉幕 食料安保に巨額拠出【産経】
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090710/erp0907102215007-n1.htm
2009.7.10 22:13
【ローマ=木村正人】
イタリア中部ラクイラで行われた第35回主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)は10日、3日間の討議を終え、議長のベルルスコーニ伊首相が議長総括を発表、閉幕した。
主要国(G8)は景気回復への取り組みを確認するとともに、オバマ米大統領の唱える「核兵器のない世界」を目指す決意を表明。
ただ、温暖化対策で中国やインドなど新興国との溝を埋めきれず、G8の限界を改めて示した。
ベルルスコーニ首相は閉幕後の記者会見で、「将来、(新興国を加えた)G14は地球をグローバルに統治する基本的な推進力になるだろう」と語った。
10日は閉幕に先立ち、新興国やアフリカ諸国、国際機関を交えた拡大会合が開かれ、アフリカ支援や食料安全保障を協議、途上国に農業開発投資・支援を行うことで合意した。
拠出額は200億ドル(約1兆8千億円)。
今回のG8首脳会議では、米露の核軍縮や核拡散防止条約(NPT)体制の強化が確認されたほか、北朝鮮やイランの核・ミサイル開発を非難した。
アフガニスタン、パキスタンのテロ対策や復興支援、ソマリア沖の海賊対策を進める方針も示された。
また、G8と新興国の拡大会合で共同宣言が初めて採択され、保護主義の阻止や世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の2010年中の妥結に向けて各国が協力することで合意。
中国の人民元を念頭に「通貨の競争的な切り下げの回避」が明記された。
次回サミットは来年6月に、カナダ・オンタリオ州の保養地ハンツビルで開かれる。