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イランのデモに関して日本で流れているニュースを見ると、見出しを読むだけで大笑いする。
オバマ米大統領、イランの改革派デモ弾圧を強く非難
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090624-OYT1T00414.htm?from=navr
言い訳はあるにしても、自国から遠く離れた場所に無人機から爆弾を落とす命令を出している国の大統領が「デモ弾圧を強く非難」とは、これほど滑稽なこともないだろう。おまけにイラク、アフガンでは、頼まれもしないのに、自分たちの都合で米軍基地を建設している。
イランにももちろん、米国とつながっているエージェントはいるだろう。しかし、基本的にイランの圧倒的大多数の人たちは西側、特に米国の助けを受けて、現在の体制をどうにかしようなどとは考えていないと思われる。なぜなら、イランの人たちの米英に対する嫌悪と不信は根深いからだ。これは中東イスラム諸国で共通する現象でもある。どの国でも反米英意識は根強く、親米諸国といっても独裁国のほぼ支配層だけが親米なだけである。イラクでは、内戦状態になってさえ、米軍撤退を求める声がずっと衰えず、世論調査をやれば必ず過半数を大きく超えていた。
イランでデモが荒れた最大の原因は、あくまで国内での経済などの問題に対する不満と考えていいだろう。一般に、昨年だったか一昨年だったか、フランスでもそうだったように、どこの国でも荒れるほど取り締まりは激しくなる。米国でも同じだ。むしろ、日本のようにこれだけ政治、経済がメチャクチャでも大規模なデモさえ無い方が異常と思える。
ちなみにイランの方のデモは、当面とは書いてあるが、すでに消えようとしているようだ。
Opposition looks like it's petering out - for now
http://www.theglobeandmail.com/news/world/opposition-looks-like-its-petering-out-for-now/article1194417/
湘南の片田舎から
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/