★阿修羅♪ > 国際4 > 272.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK847660320090604
米州機構、47年ぶりにキューバの除名を解除
2009年 06月 4日 12:37 JST
[サンペドロスラ(ホンジュラス) 3日 ロイター] 北・中南米の34カ国が加盟する米州機構(OAS)は3日、冷戦下の1962年に決定したキューバの除名を解除することを、全会一致で合意した。
米国のオバマ政権はキューバとの関係修復に動き出しており、キューバ系米国人のキューバへの渡航や現金送金などに関する規制を撤廃するなどしている。ただしオバマ政権はキューバが民主化を促進し、人権擁護を改善させない限り、OASに復帰させるべきではないとの立場を崩していない。
今回のOAS会合のホスト国となったホンジュラスのセラヤ大統領は、キューバの除名解除について「本日、このサンペドロスラにおいて、冷戦が終結した。われわれは、賢明で名誉ある決定を行った」と述べた。
米下院外交委員会の西半球小委員会のエンゲル議長は「米州民主憲章が規定する人権擁護と民主主義の理念にキューバが従うかどうか、ボールは現在キューバ側のコートにある」と述べた。
OASの除名解除決議を受け、キューバは今後、米州開発銀行に対し融資を申し込むことができる。ただそのために先ず会員費を支払う義務が生じるがどうかは、現時点では明確になっていない。
除名解除について、キューバ政府は特に反応を示していない。キューバのダニエル・ロドリゲス教授は「除名解除は、今後さまざまな規制が緩和されることを意味するため、良いニュースだ。ただキューバ政府はOASを非難する立場を簡単には翻さない。キューバ政府がOASへの復帰を要請するとは思わない」と述べた。