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違法な別件逮捕は許されない
昨日の大会で民主党は、小沢幹事長に対する検察の対応に疑問を呈し小沢幹事長の闘いを支持することを確認しました。今朝の新聞論調を見ると殆どが、小沢対検察の対立なのに政権対検察の対立の形にしたのはまずいというものであり、小沢幹事長と民主党を批判する内容のものとなっています。しかし、検察の強権行使は通常の捜査方法を逸脱したのもであり、如何に小沢幹事長と確執があるとしても、適正な捜査手続によらずに政権交代を望む国民から圧倒的な支持を受けた民主党の幹事長をつぶそうとするのは権力の濫用との謗りを免れません。朝日新聞一面に、党大会での小沢発言をテレビで見ながら検察幹部が、あがいているだけだ、取るに足らない、と切り捨てたとありますが、この検察の傲慢が今回の事態を引き起こした根本原因だと思わざるを得ません。
そもそも東京地検特捜部が石川知裕衆院議員ら3人を逮捕した容疑は政治資金規正法違反(虚偽記載)とされていますが、石川議員は3回にわたり任意の取調べに応じて虚偽記載の容疑を認めていたわけですから罪証隠滅等の逮捕の必要性はないのであり、逮捕の目的が小沢幹事長から出たとされる4億円の出所について追及して自白を得ようとするためであることは明白です。別件逮捕による身体の拘束を利用しての自白の強要が冤罪を作り出す原因となっていることは、昨年末に再審開始決定が出た足利事件や布川事件を見ても明らかであり、このような是正されなければならない捜査手段を用いて遮二無二強権を行使する検察のやり方を是とするわけには行きません。
もちろん小沢幹事長の資金管理に関する国民の疑問に対する説明がこれまで不十分であったことは事実であり、キチンとした説明を果す必要があります。しかし、検察があたかも正義の具現者であるかの如く振舞いこれをマスコミが無批判に持ち上げる現在の風潮は危険極まりないものであり、これを許せば旧態然とした検察の有様を容認してきた前政権の状況に逆戻りしてしまいます。大局の判断を誤ることなく民主党として闘って行く必要があります。
2010/01/17
つじ恵事務所
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