（公式）天木直人のブログ
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日米安保条約を認める社民党の欺瞞

　今朝（１２月１７日）のテレビ朝日「やじうまプラス」で社民党の阿部知子政審会長が驚くべき発言をした。それを私は見逃さなかった。

　「社民党は日米安保条約を認めるのか」、というコメンテーターの質問に対し、何のためらいもなく「もちろんです」と言い切ったのだ。

　その後に、「それが村山社民党の・・・」と言おうとして時間にさえぎられて終わってしまったが、これは重大な発言であった。

　護憲政党を売り物にする社民党の矛盾がいみじくも露呈した瞬間だ。

　日米安保条約という名の日米同盟を堅持する限り、憲法９条を持つ日本の平和外交はない。対等な日米関係はない。

　鳩山民主党政権の矛盾は、そのまま福島社民党の矛盾でもある。

　その矛盾を抱えながら「憲法９条を守る」政党だと名乗るだけたちが悪い。

　真の平和主義者、護憲論者に対する冒涜である。

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コメント

01. 2010年2月17日 17:04:15 今更言ったところでどうなるもんでもないだろうに。 政権に入ったことの理由には参院での三党合意があり、その経緯が先の衆院選勝利での連立につながっている以上、安保容認は避けられまい。 天木さんは猿でも解かることをわざわざ揚げ足取るほど意地の悪いことをする人とは思えなかったが、この記事はちょっと酷いね。 社民は政権離脱して憲法9条を守る護憲政党としてのみ生きろというなら分るけれど、それはそれで社民党の埋没を加速はすれども政党拡大にはつながらないと思われる。 天木さんは勿論これも分っていると思うが、それより社民党のレゾンデートルを賭けて滅してもなお護憲政党を貫けというのだろうか。 憲法9条を枕に抱いて討ち死にせよというのだろうか。 それは政党の価値を素直に表しているといえるだろうか。 政党は政策を実現するために党（パーティー）を組んでいる。 理念や理想を掲げるのはいいとしても、それに寄りかかり現実の政策を反映できるチャンスも見逃しただひたすら自分のみを正しいと正当化する唯我独尊の「日共」のような政党にだけはなってもらいたくはない。

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