02. 2010年1月07日 20:58:06 引用のマナーには、法規範に則ったものと、法規範とは関係ないが 人倫(道徳)に則ったものの、2種類があります。前者は、著作権法(32条)において言及されている「適正な引用」です。 その具体的な要領は、「適正な引用」で調べればわかります。 これは、原著作者の「断り」を得るかどうかとは別問題です。 法で定めたルールゆえ、「断り」を得る得ないにかかわらず、 守らねばなりません。 著作物によっては、「引用の際には必ず許諾を得てください」と 著作者が「断り」を入れている場合があります。 これは、もし引用が「適正引用」であるならば、とりあえず 同法32条はクリアできるでしょう。 ただし、著作権というのは、単なる財産権でなく、同時に 人格権でもあります。 阿修羅ユーザーのなかには 「著作権を主張するやつは欲たかりだ」云々といった批判を 主張する人も見られますが、これは著作権の財産権的側面 だけしか見ていない欠陥認識にすぎません。 自分の作品を 他人に不本意に使われたら、レイプされたような非常に つらい感覚に陥ることもあるでしょう。 その悔しさは悲しさや 怒りは、財産権とは別の次元の問題なのです。 つまり 著作権には、人格権の側面があるわけです。 ですから、たとえ適正な引用を行なって著作権法32条を クリアしたとしても、「無断引用は許さない」という著作者の 創作物を「無断で引用」した場合には、まずもって人倫に反する 一種のレイプ行為であるし、もっと正確に、法的にいえば、 人格権の侵害になりかねません。 ですから、「無断引用禁止」を主張する著作者の創作物に ついては、著作者の心情を尊重せねばなりません。 管理人が「無断引用は無制限で認めています」などと 宣言するのは、自殺行為に等しい愚行です。 ……さりとて、阿修羅掲示板にとって、よその創作物を コピペで紹介することは重要な情報源になっています。 ですから、引用については、原著作者の心情を害さぬ範囲で、 こっそりとやればいいのです。(笑) TORA氏のどこが問題かというと、すでに一度ならず、 著作権法違反の行為が原著作者から抗議されているにも かかわらず、反省するどころか開きなおって、法律違反を 堂々と続けている点です。 いわばTORA氏は、公然と脱税したり、公然と高速道路を 無賃走行したりしている人たちと変わらない行為を続けている わけです。 個人の信条で、社会的には「犯罪」を構成する違法行為を 堂々と続けることについては、個々に考えがあることですから、 その考え自体をとやかくいうのも野暮でしょう。(笑) しかし、法律違反である以上、あるいは人倫に反する迷惑行為 である以上、その報いをを否定することはできないのです。 管理人に思いやり、惻隠の情があるなら、こうした反社会的 常習犯を「合法的に活動」するように指導するか、それが無理なら 「小沢内閣待望論」さんのように、一目につかない場所でこっそりと 活躍してもらう機会を与えればいいわけです。 法律違反の犯罪者を堂々と幇助するのであれば、管理人も その対価を覚悟せねばならないでしょう。 そういう意味では、TORA氏と心中するつもりで、堂々と 著作権無視を宣言して、引用しほうだい、引用したことで 法的制裁に直面した投稿者はとことん防衛する、という 「戦う掲示板」になるという選択もあります。 管理人さんに、その覚悟がおありなのか?…… |