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kizuna311 #07
佐藤浩市「生きる」朗読
さまざまな人々に希望をつなげる[kizuna311]#07。
俳優・佐藤浩市さんが朗読するのは、谷川俊太郎作「生きる」。
被災された方々、それを見守り心を痛める世界の人々へのメッセージとして、心を込めて朗読しました。
今回、kizuna311のコンセプトに詩人・谷川俊太郎氏にもご賛同いただき、詩を使わせていただいています。
一刻も早い復旧・復興をお祈りするとともに、たくさんの人々の心にその絆の輪が広がることを願っています。
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生きる
谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
http://www7.ocn.ne.jp/~mitsue/ikiru.html
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●311東北関東大地震大津波は、死生観を、多くの人々の心へと投げかけたと思う。
生きるということは、美しいもの、熱いものに出会うことだとわたしは思ってきた。
死生観とは生活者の思想でもあると思う。
被害の映像の前に、わたしは絶句し沈黙した。
佐藤浩市 「生きる」 朗読に、感動する。
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