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[東日本大震災]避難先の悲劇 助かった命守れ(MSN産経)地震は天災だった。だが、今起きていることはまぎれもなく人災だ。
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/720.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 3 月 25 日 22:32:54: igsppGRN/E9PQ
 

【東日本大震災】避難先の悲劇 助かった命守れ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110325/dst11032520510090-n1.htm
2011.3.25 20:48 SANKEI EXPRESS:産経新聞

 宮城県岩沼市の市民会館で避難生活を送っていた市内の女性(67)は22日午前8時半すぎ、配られたおにぎりを食べた後、市民会館の裏手にある病院に向かった。震災当日、押し寄せる波を避けるため、近所の物置の上で夜を明かした際、足にできた霜焼けを治療するためだった。(SANKEI EXPRESS)

 だが、病院に向かう道で倒れ、間もなく発見された。駆け付けた看護師らが心臓マッサージをして病院に運んだが、間に合わなかった。心筋梗塞だった。

 食料は1日3食配られていたが、1回におにぎりが1つか2つ。硬い床に布団を敷いて眠っていた。暖房はなかった。

 「防ぐことはできなかったのでしょうか…」。一緒に避難していた義兄(82)は、そのまま残されていた女性の布団のそばで無念さをにじませた。

 衰弱死21人も

 福島第1原発の20キロ圏内にあるとして避難指示を受けた双葉病院(福島県大熊町)の入院患者ら21人が救出後に衰弱死した。人体への放射線の影響を調べるスクリーニングと治療の優先順位を決めるトリアージに携わった福井の災害派遣医療支援チーム(DMAT)を率いた福井県立病院の林寛之さん(49)は「想像以上に悲惨だった」と当時の状況を語る。

 林さんは16日昼ごろ「大熊町の病院で自衛隊員が患者を発見。スクリーニングを受けておらず避難所に入れない」と連絡を受け、搬送先になっていた二本松城(二本松市)の駐車場に駆け付けた。

 白い防護服に身を包んでバスに乗り込むと、思わず息をのんだ。マットレスと掛け布団にくるまれた高齢の男女が座席にあふれ、衰弱しきっているのかほとんど動かない。排泄(はいせつ)物で汚れた布団。通路にも何人かが横たわり、女性が「足が、足が」と、か細い声でうめいていた。

 患者の被(ひ)曝(ばく)線量を計測しようと、座席の肘掛けの上を伝い歩きして奥へ移動。男女1人ずつが亡くなっているのが一目で分かり、調査よりも治療を急いだ。

 「先生、座席3番の人は意識不明です」「座席15番は死後硬直が始まってます」。看護師の切迫した声が車内に響く。脈を測りながら呼び掛けたが、応えたのは4人に1人。ほとんどは脱水症状を起こして意識がない。カルテがないため氏名や既往症も分からず、20人弱の心拍はみるみるうちに弱っていった…。

 「泣いていいかしら」

 宮城県名取市内の避難所。被災者の健康相談に乗る日本看護協会の看護師、斎藤カツ子さん(66)は、自営業の女性(71)から「もう泣いてもいいかしら」と言われた。夫と息子の行方が分からないこと、家も失ったことなどをおえつを漏らしながらはき出し、ひとしきり泣いた女性は「聞いてくれてありがとう」と笑顔を見せ、200あった血圧は150まで下がった。「人」と「物」が届けば命は救われる。

 地震は天災だった。だが、今起きていることはまぎれもなく人災だ。
 

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コメント
 
01. 2011年3月25日 23:44:33: BIgfJMRMNE
産経も忘れた頃にまともな記事を書くな。
地震は天災だが、その後に起きているのはアホ菅内閣による無差別テロによる人災だ!!!
菅の首はこれで一発で飛ぶに違いない。

02. 2011年3月26日 00:55:39: 8puQJ3fdBk

日本の何が揺らいでいるのか(Part2)

2011/03/19

青木理  宮台真司  飯田哲也  神保哲生

http://www.youtube.com/watch?v=WHFgacYn5Zk&feature=related


03. 2011年3月26日 01:28:38: 8puQJ3fdBk

津波とセネカ、そしてサムライの倫理

2011.03.25(Fri)  Financial Times

(2011年3月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

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今回の大津波は世界一の防波堤をも損壊させた(写真は岩手県・釜石市の岸壁に乗り上げた大型船舶)〔AFPBB News〕
http://img3.afpbb.com/jpegdata/thumb200/20110317/6965386.jpg
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釜石の丘の上からは、この町の有名な防波堤を一望することができる。3年前に完成したばかりのこの堤防は、最深63メートルという世界一の水深を誇り、1200億円という巨費を投じて作られたものだ。それが今では壊れてしまっている。

 眺めの良いこの場所からは、防波堤が壊れた結果も容易に見渡すことができる。3月11日の大地震が引き起こした壊滅的な津波により、町の大半が流されてしまったのだ。

 こうした光景を見ていると、釜石(そして、海岸線を南に下ったところにある、地震で損傷した原子力発電所の危機)の教訓は、科学技術で自然を飼いならそうとする人間の努力が無駄であり、逆効果でもあるということだと結論づけたくなるかもしれない。

 本紙(フィナンシャル・タイムズ)の読者投稿欄に今週書かれていたように、古代ローマ時代のストア派哲学者であるセネカは2000年近く前に、死は自然なことであり、死を恐れることこそが最大の問題だと言明していた*1。そして、地震から逃れようとして町を移転させることは無意味だと記していた。

運命を受け入れ、冷静に振る舞う日本人

 自らの運命をコントロールすることの限界をこのように受け入れる姿勢を、日本人はすぐに理解できる。実際、日本文化には運命論があちこちに見受けられる。


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多くの被災者がこの難局にあって、平静な態度を見せている(写真は、岩手県陸前高田市で瓦礫から写真を回収する男性)〔AFPBB News〕
http://img3.afpbb.com/jpegdata/thumb200/20110320/6979290.jpg
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 被災地では、生き残った人々の多くが、自分たちが喪失に対して全般的に冷静かつ現実的な反応を見せているのは、災害は起こるものだと昔から受け入れてきたからだとか、悲しみや痛みを表に出さないことを讃える日本のサムライの倫理がまだ残っているからだと話している。

 確かに、セネカの思想と、禅の影響を受けた教養ある武士たちが信奉した考え方との間には、興味深い共通点がある。例えばセネカは、朝目覚めたら、その日1日に起こり得る悪い出来事をすべて想像するよう説いていた。

*1=英字メディアでは、今回の惨事に対して多くの日本人が示す冷静な態度を「stoic」という言葉で表現することが多い。FTの紙面上では読者たちが、語源であるストア派の哲学者セネカの教えについて述べたり、stoicの類語として「Japonic」という言葉を設けるべき時ではないか、などと論じている

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5729


ストア派哲学と武士道の共通点

 「この訓練は、ただの遊びではない」。哲学者のアラン・ド・ボトン氏はこう言う。「その日の夜に自分の住む町が火事になったり、自分の子供が亡くなったりした時に備えるのが狙いだ」

 18世紀の武士、山本常朝も同じようなことを説いている。山本は、武士道の要諦をまとめた大変有名な書物の中で、「不可避の死についての瞑想を毎日行うべきだ」と述べている。「毎日、心も身体も平穏な時に、自身の身体が矢や鉄砲、槍や刀でずたずたにされた時の様子、大波にさらわれ、大地震で死ぬほど揺さぶられた時の様子を思い描くべきである」

 確かに、このように冷静さを養うことは、間違いなく、突然の災難や死に対処する際の助けになる。無事に生きていられる日々への感謝の気持ちも強まるだろう。

 しかし、多大な労力と資源を投じて釜石に防波堤が築かれたことから分かるように、自然災害やリスクに対する日本のアプローチが本質的に運命論的だと結論づけるのはナンセンスだ。

 エスカレーターに乗る時に、足元に気をつけるよう、これほどやかましく注意する国はまずない。また、大物政治家の小沢一郎氏が以前書いていたように、もしグランドキャニオンが日本にあったら、そこには柵が設けられ、「立ち入り禁止」の札が掲げられ、がけの縁には近づかないようにとガイドが注意して回ることだろう。

限界はあっても、やはり大事な科学技術

 今回の津波を受けて防災システムを強化する動きが弱まることはなく、むしろ確実に強まる。また、その限界が明らかになったとはいえ、大自然の怒りがもたらし得る苦しみを小さくする最高のツールが科学技術であることにも変わりはない。

 不十分なものも非常に多かったとはいえ、被災地の早期警戒避難システムが人々の命を救ったことは間違いない。また、昔ながらの木造家屋は流されてしまったが、頑丈に作られたコンクリートのビルの上階は安全な避難先となった。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5729?page=2


 また、専門家は、釜石の防波堤も完全な失敗ではなかったと主張する。防波堤はこの地域を襲った過去3回の津波災害と同じ規模となる今回より小さな波を想定して設計されたが、一定の海の威力は考慮しており、損害を抑え、住民に逃げる時間を多少余計に与えられたと、早稲田大学社会環境工学科の柴山知也教授は言う。

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「防波堤を建て直しつつ、住宅地を高台や海の遠くに移すべきだ」と柴山教授は指摘する(写真は地震と津波で壊滅的被害を受けた岩手県大船渡市)〔AFPBB News〕
http://img3.afpbb.com/jpegdata/thumb200/20110316/6962364.jpg
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 柴山教授によれば、日本は防波堤と護岸を建て直す一方で、そうした物理的な防御の限界を認識して、住宅地をもっと高い場所や海からもっと離れた場所に移すべきだという。

 当局者とエンジニアたちも当然、自分たちの防災計画のベースとなったリスク評価とシナリオを厳密に再考し、ほとんど過去の地震の証拠だけに頼ることがないようにしなければならない。

 釜石市の避難訓練の設計を手伝った群馬大学の片田敏孝教授は、前例に基づくシナリオに頼ると、人々が未曾有の威力の津波に備え、対応することが逆に難しくなると指摘する。

 日本に住む人はそうした「固定観念」を捨て、あらゆる事態に備えておくよう注意しなければならないと片田教授は言う。

固定観念を捨て、未曾有の事態に備えよ

 「例えば、富士山が爆発して、東京が火山灰に埋まるかもしれない。起こり得る自然災害は何通りもある。我々はこうした可能性をすべて考慮し、それが起きた場合に社会がどう対応するのがベストか考える必要がある」

 3月11日の津波が残した瓦礫が撤去されるにつれ、波の怒りを免れた人々が覚悟して次の不測の災害に備えているのが難しくなっていく。しかし、努力する価値はある。セネカとサムライは間違いなく同意するはずだ。

By Mure Dickie

© The Financial Times Limited 2011. All Rights Reserved. Please do not cut andpaste FT articles and redistribute by email or post to the web.

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5729?page=3


04. 2011年3月26日 03:59:12: 8puQJ3fdBk

被災者らへの料金請求で不備=306万世帯にわび状送付へ−東電

 東京電力は25日、東日本大震災の被災者らに対する電気料金の請求に不備があったとして、約306万世帯にわび状を郵送することを決めた。

 震災発生後の23日までに電力使用量を測定する検針日を迎えた世帯のうち、家の倒壊や道路の寸断などで東電の担当者が検針できなかったのは約306万世帯あった。これらの世帯に電気供給約款に基づき、前の月と同額の請求を通知した。さらに約款では、翌月の電気料金と差し引きして精算することを定めているが、通知に精算に関する記載はなく、被災者らから苦情が多く寄せられたという。

(2011/03/25-22:34)

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011032501161&j4


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