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東日本大震災:死者1万人を超える 未収容の遺体まだ多数(毎日jp)
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/717.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 3 月 25 日 14:37:43: igsppGRN/E9PQ
 

東日本大震災:死者1万人を超える 未収容の遺体まだ多数
http://mainichi.jp/select/today/news/20110325k0000e040061000c.html
2011年3月25日 11時22分 更新:3月25日 12時39分 :毎日新聞

 東日本大震災の被災地は25日、発生から2週間を迎えた。冬のような寒さの中、各地の避難所では約20万人が避難生活を強いられている。毎日新聞のまとめでは、死者は1万人を超えて1万35人に上り、1万7443人が行方不明。大量のがれきに阻まれ、浸水したままの地域もあることから、収容されていない遺体が多数あり、死者・行方不明者はさらに増える恐れが強い。戦後最悪の自然災害の全容は、いまだに明らかにならないままだ。

 避難者が最も多いのは宮城県で、659カ所に8万9592人が避難。岩手県でも4万2837人に達する。福島県では、3万3454人が県内で、2万4046人が県外で避難生活を送る。

 宮城県では6097人の死亡を確認した。県によると、石巻市で1946人、東松島市で714人が死亡。このほか、石巻市や名取市、東松島市など各地の沿岸部で多数の遺体が見つかっている。警察庁などによると、内陸側から遺体収容作業を進めているが、津波による浸水や地盤沈下で捜索に入れない地域も多いという。全国からポンプ車を集め、排水作業を続けている。

 岩手県では3025人が死亡。さらに、警察が把握する4869人の行方不明者を上回る遺体がまだ収容されていないとみられる。特に、宮古市の重茂(おもえ)半島や釜石市の2地域で遺体収容が進んでいないという。県警は「遺体発見のペースは1日あたり百数十人。全てを収容するには少なくとも2カ月かかる」との見通しを示す。

 福島県は死者855人。沿岸部は津波被害を受けたが、東京電力福島第1、第2原発の周辺では捜索ができない状況だ。県警は「捜索活動をしていない地域の遺体数は見当もつかない。避難指示が解除されなければ遺体収容の見通しも立たない」と話す。

 警察庁は、収容した遺体の死因を確認する「死体見分」で、調書の記入項目を一部省略するなど時間短縮を各県警に指示。25日午前10時現在、岩手、宮城、福島3県で約9890体の見分を終えた。

 しかし、身元が確認されたのは7割の約6890体にとどまる。警察庁の担当者は「家族全員が津波にのまれ、身元確認のできる人が見つからない遺体もあるのでは」と話す。遺族には約6320体が引き渡された。各県警は身元不明の遺体について、所持品などから推測される氏名や年齢を公表。将来の身元確認に備え、DNA鑑定に必要な資料を保管している。

 また、身元が確認できない遺体は、国家公安委員会の「死体取扱規則」に基づき、福島県相馬、いわき両市などに約30体を引き渡した。

 被災地では遺体を安置・管理するためのドライアイスや納体袋などが底をついている。火葬場の能力や燃料も追いついていない。宮城県気仙沼市や東松島市は既に土葬を始め、石巻市も3000体以上の土葬が可能な用地の整備を始めている。
 

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コメント
 
01. 2011年3月25日 16:10:27: 3FnU3GYeqM

今朝も大きな余震で起こされた。昨晩から何度も生じた大きな余震。地震が怖くて眠れないという子どもの悲痛な声が、新聞に載っていた。今度はいったいどこで襲われるだろう?閉じ込められたとしたら、と思うとぞっとする。しかし、その覚悟はいつもしておかなければならない。

今回の地震に遭遇して、改めて指示・命令系統の重要性を痛感している。しかも当事者の立場で適切に下すことができることの大切さを。

地震発生から3日目。水は完全にストップしていた。近くの小学校に給水車が来るとの報に接し、妻とすぐに出かけた。午前11時頃。情報を得たのが明らかに遅く、校庭にはすでに大きなグランド一周の列。しかも給水口当たりは何列にもなっていた。先頭近くの人に、何時から待っているのかと聞くと、7時30分頃とか。水を手に入れるのに4時間ほどかかることになる。いくら長くかかろうと、水はぜひとも必要。待つことにした。

一時間も待った頃だろうか。待つ列が崩れた。尋ねてみると、水がなくなったという。さんざん待たせて、いったいどういうことだ。どれくらいの水が、何人分くらいの水が用意されており、その計算によれば、どの人あたりまで給水可能か、簡単に判断できることではないか。長い間待っている人に、どうしてそれくらいの説明をすることができないのか。そうすれば、不満は残るにしても、無駄に何時間も待つ必要はないのに。

給水を担当していたのは、ボランティアの人。なんとそこには仙台市の職員はひとりもいなかった。すべてボランティア任せ。しかも、彼らは仙台市から何の指示も受けていないという。あきれた事に、一人ひとり無制限に給水したという。しかし、決してボランティアの人に責任をなすりつけることはできない。事が事である以上、仙台市も人の手が回らなかったのだろう。だが、一人当たりの給水許容量やタンクが空になった時の次の対応など、事前に簡単なマニュアルを作成し、活用することはできたはずである。そうすれば、たとえボランティアしかいなくても、自分に回ってこないことがわかっていて待っている人は別にして、多くの人を無駄に並ばせなくてもよかったはずである。

まだ並んでいる人がいるので、ボランティアの人に聞いてみた。今空になった給水車は、補給してまた来るという。しかし、何時になるかわからない、またどれだけの分が来るか、わからない。この間、もう一度給水車が来ることを知らずに、たくさんの人が諦めて帰ってしまった。

とにかく待ってみる、と妻は言う。そこで私は妻に待たせて、何か食料品を手にいれるべく、近くの大手スーパーに出かけた。給水の対応とはまるで違っていた。お客が第一の扱い。並んでいるお客に、お店はいつから開くか、どんな商品があるか、一人何点買えるか、途中で売り切れる場合もある、細かいことには、幼稚園以下の子どもはひとりに数えない、そして親切にも、長い列の最初から最後まで何度も同じ説明を繰り返した。

役所と民間の違いか。今回の地震。こんな落差を感じさせられる経験を何度もしている。民間にできることは民間にまかせようとは思わない。就業時間、待遇などで我慢を強いられる例をいくつも見ているからだ。しかし、当事者意識の面からみれば、民間の対応が優れていることは否めない。

スーパーからグランドに戻った私は、幸いなことに、4時近くに水を手に入れることができた。

http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/03/25/%e3%80%90%e9%9c%87%e7%81%bd%e3%83%89%e3%82%ad%e3%83%a5%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%83%88%e3%80%91%e6%b0%91%e9%96%93%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%ae%e3%81%8d%e3%82%81%e7%b4%b0%e3%81%8b%e3%81%95%e3%81%ab%e6%84%9f/


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