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株式日記と経済展望
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東北地方の防災拠点の学校や病院には太陽光発電機がないのはなぜ
なのか?山間僻地ほど災害で停電しやすく、電話も電気がなければ通じない。
2011年3月21日 月曜日
山梨県若草小学校に導入された出力規模30キロワットの太陽光発電システム
東北地方の防災拠点の学校や病院には太陽光発電機がないのはなぜなのか?
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/kurashi/kurasu/kankyou/ondanka-taisaku/solar_power_system.html
◆「計画停電で使用できない」太陽光発電、操作周知にメーカー躍起 3月21日 産経新聞
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110321/bsc1103210151000-n1.htm
東日本大震災で被災地の電力供給が途絶え、東京電力が計画停電を実施する中で、太陽光発電システムの存在感が高まっている。東北〜関東を中心に、太陽光発電を設置した家庭から、「太陽光発電を付けているのに、停電時に使えない」との問い合わせがメーカーや設置・販売業者に殺到。停電時には特別な操作が必要だが、周知が不十分だったとして、メーカー各社は一斉に啓発に乗り出した。
「屋根に設置している太陽電池が停電で動かなくなって宝の持ち腐れだ。どうしらいいのか」。大震災発生の翌12日以降、ある太陽光発電装置メーカーには、通常の約10倍近い電話問い合わせが相次いだ。
家庭用の太陽光発電装置は、パワーコンディショナー(パワコン)という装置を使い、太陽電池で発電した直流電流を、家庭で使用できる交流電流に変換している。ただ、パワコンを動かすための電気は、通常、電力会社から送られる系統電力に依存しており、そのままでは日中発電していても、電気が使えない。
使用するためには、家のブレーカーをオフにし、パワコンに付属したコンセントに直接、電化製品の電源コードを差し込む必要があるが、意外に知られていないのが実情だ。
このため太陽光発電協会は、ホームページ(HP)で停電時の設定方法について環境省のマニュアルを添付した告知を掲載。各メーカーも自社のHPで同様の掲示を始めた。あるメーカーでは「各販売店にも自立運転の使用方法を周知する。被災した家庭の役に立てれば」と話した。
◆もっと身近に! 太陽光発電システム ベスト電器
http://www.best-alldenka.jp/product/taiyo/taiyo_tokucho_teiden.htm
停電時に発電できる太陽光発電の電力
天候や時間帯などにより太陽光発電で発電できる電力には違いがありますが、自立運転にすることで、専用コンセントを通じてAC100Vが使用できます。(最大1.5kWhまで)
この電力を上手に活用すれば様々な電化製品を使用することができます。特にテレビやラジオといった災害情報などを確認することができる家電製品が使える他、水があればお米を炊いたりすることもできます。
太陽光発電システムが発電できる電気量は1kWhのシステムを導入した場合でおよそ800Wくらいですので、標準的な3kWhのシステムの場合は、およそ2400Wほどの電力を作ることができます。(最も災害時に使用できるのは最大1500Wまでですが)
なお、一般的な家電製品の消費電力は以下の通りです。(消費電力はお使いの家電製品により異なります。実際にご利用になる際は、家電製品の裏面などに記載されている消費電力の項目をご覧ください)
・冷蔵庫:150-600W
・トースター:1000W
・電子レンジ:1300W
・炊飯器:1300W(炊飯時)
・コタツ:600W
・ハロゲンヒーター:500-1000W
・液晶テレビ:150W
・ノートパソコン:50-150W など
停電時の太陽光発電電力供給のしくみ
通常、電力会社から送られてくる電気は電線を経由して自宅の屋内分電版を通り、そこから家庭中のコンセントに電力を供給しています。しかし、停電した場合、ここまで電気が通ってきません。
太陽光発電が設置してある住宅の場合、太陽光発電モジュール(パネル)を通じて発電された電気がパワーコンディショナーに通ってきます。
平常時の場合(停電時以外)は、ここから屋内分電版に電気が送られますが、停電しているためこちらに電気を送ることはできません。
そのため、パワーコンディショナーに接続してある自立運転用コンセントまで電気が送られます。停電時はこの「自立運転用コンセント」にプラグを指すことで発電量に応じて電気を使うことができます
これからは家庭でも計画停電に備えてソーラー発電と電気自動車で乗り切ろう!
(私のコメント)
東日本大震災から10日あまり経ちましたが、まだまだ救援体制が整っていません。三陸海岸や山間部には孤立して救援物資が届かない所もあるようだ。これほどの大災害だと、被災してもSOSの連絡することも出来ない。電気が無くなれば無線も電話も通じなくなってしまいます。電気があれば無線や衛星電話も出来るし、テレビなどで情報を手に入れることも出来る。だからどんな防災拠点でも電気を確保だけは絶対に必要だ。
しかし、テレビなどをずっと見ているのですが、自家用発電機などは病院などでは備わってはいても、ジーゼル発電機は燃料が無くなれば発電できなくなります。停電が長期化するような所では、太陽光発電機などを備えて停電の長期化に備えるべきでしょう。都市近郊部では停電の復旧は直ぐにできますが、山間僻地では復電には時間がかかる。
水や食料や医薬品などはヘリで運ぶにしても、通信手段やテレビなどでの情報は電気がなければ出来ない。家庭用の太陽光発電機ならば200万円程度で小規模なものを備えることが出来るから、小規模な避難所でも太陽光発電機ぐらいは付けておくべきでしょう。もちろん太陽光発電機が難しければ風力発電機を高い所に付けておけば蓄電すれば24時間使える。
また、都市部でも計画停電で3時間程度の停電が続けられるようですが、住宅などにおいても太陽光発電機を付けておけば計画停電に対しても有効だろう。夜間も電気自動車のバッテリーを利用して蓄電しておけば、最低限度の電気を停電しても確保が出来る。それとも計画停電は東京電力の陰謀なのだろうか?
冒頭の産経新聞の記事にもあるように、太陽光発電機があっても停電時には使えないようです。太陽光発電機にはパワーコンディショナーがあり、一般用の電機で動いています。だからそれを切り替えないと停電時には使えない。だから現状ではかなり使いづらいものらしい。専用のコンセントなども必要であり停電になれば自動的に切り替わるように出来ないものだろうか?
東京でも、これからしばらくの間は計画停電で、夏には23区内も停電の対象になることでしょう。その場合に備えて太陽光発電機を備えて、夜間も利用できるように電気自動車を買っておきましょう。最近では東京でもガソリンスタンドが休業状態であり、営業しているガソリンスタンドでは長蛇の列をなしています。
今回の大災害で感じられたのは、石油プラントの脆弱さであり、多くの石油プラントが被災して、東京でもガソリンスタンドが休業しています。それでなくてもガソリンスタンドは年々少なくなっており、ガソリンスタンドの経営も大規模な設備更新の時期を迎えており、地下タンクを交換すると2000万円もかかります。それに対して電気スタンドならどこにでも設置することが出来る。
東北の被災地でも、ガソリンがないという声が一番大きい。移動するにも車にはガソリンがなくて使いものにならない。電気自動車なら電気が復旧すれば直ぐに走ることができる。非常時にはバッテリーを使って通信や照明にも使うことが出来る。日産や三菱自動車などは電気自動車を被災地に提供するようですが、ガソリンがない所では唯一の交通手段になる。
◆被災地支援、光る独自技術 太陽光システム・水なしシャンプー… 3月21日 フジサンケイビジネスアイ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110320-00000001-fsi-bus_all
東日本大震災の被災地に対する企業の支援が本格化している。今回の震災では義援金だけの支援にとどまらず、各社が独自技術を生かした救援物資や生活物資を提供しているのが特徴だ。現地に贈られる品々には太陽電池を使った資材や災害復旧用の建機、水のいらないシャンプーなどが並ぶ。被災地の多くでは電気、水道、ガスなどの生活インフラが寸断されたままで、各社とも「すぐに使える」「復興に役立つ」という視点を重視している。
シャープと日立製作所系の新神戸電機は避難所向けの太陽光発電システムを250セット寄贈。今回の震災を受けて急遽(きゅうきょ)共同で開発したという。シャープ製の約1メートル四方の太陽電池パネルに新神戸電機の蓄電池とコンセントを組み合わせた。
東レは「水」。海水や汚れた川や湖の水から飲料水を作る災害用の小型造水機6台を提供する。高性能の「逆浸透膜」で濾過(ろか)するため、塩分や泥だけでなく、重金属や細菌、ウイルスなどの有害物質を除去できるという。
ヤマハ発動機が提供したのは自社の電動アシスト自転車「PAS(パス)」139台。被災地でガソリンが不足する中、自治体や医療機関から「避難所間を移動する足がほしい」との要請に応えた形だ。
機械メーカーは行方不明者の捜索やインフラ復旧に欠かせない建機などの機材を提供。コマツが建設機械やフォークリフトなどを無償貸与するほか、クボタも建機20台の支援を決め、機械を扱う専任の操縦者も派遣する。(後略)
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