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http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110316-nouvelles-repliques-secours-inexistants-japon
日本/地震
記事発表:2011年3月16日水曜日
最終更新:2011年3月16日水曜日
日本では、連鎖する惨事のコントロールに、当局が苦しむ
RFI
2011年3月16日水曜日、日本列島の東、特に東京では、マグニチュード6の余震があり、地面はまだ揺れている。共同通信によれば、通常の300倍のレベルの放射能が、福島第一原発がある県の隣の茨城県で観測された。この災害を目の前に、日本当局は目視飛行の状態のようだ。
RFI東京駐在記者フレデリック・シャルルの報告
今日になってもまだ、地震が東京や関東地方を襲い、首都の摩天楼をさらに一度揺り動かしている。すでにその日の夜、マグニチュード6の別の地震が関東地方を襲った。日本の気象庁が3日前に、マグニチュード7の非常に大きな地震が、東京をいつでも襲う可能性70%の確率で存在すると警告していたが、それが一部だが当たり、現実のものとなった。
原発の脆弱化
この新たな地震が、原発を脆弱化させなかったことを願わすにはおれない。福島原発の構内から退避する命令が出されたが、その後、取り消された。この命令が出されたのは、発電所内の放射能レベルが非常に強くなったためだ。その後、そのレベルは下がった。
それでも、このように繰り返す余震が問題となるのは、建設後40年経った発電所は、マグニチュード9の衝撃ではなく、マグニチュード7の衝撃を吸収するように建設されたからだ。日本の東北地方をおそった最初の衝撃は、実際は、数十回、いや、数百回の余震の後で起こった。その余震の中には、非常にエネルギーの強いものがあり、この地方に建設された11の原発の施設をさらに脆弱化させ、停止させている。
当局は途方に暮れている
避難区域はさらに広がり、先週金曜日の地震と津波で被災した東北地方の人々は、避難のために逃げるか、逃げようとしており、その救助活動はほとんど行われていない。
日本当局は目視飛行の状態で、大規模な重大災害に対する準備が悪く、事態を目の前にして呆然としている。日本の官僚機構の中には、行動が杓子定規で、臨機応変に対応する能力がないという流儀がある。
菅直人首相はといえば、カリスマ性が全くないことが証明された。また、いまどこに逃げればいいのか、とか、多少とも国が正常さを回復する試みとして何をすべきかを国民に示そうとするといった、国を指導する能力が残酷なまでに欠如していることが露わになっている。
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(投稿者より)
いま、RFIの放送を聞きながら、投稿文を作成しています。RFIでは最近、世界向け放送のチャンネルで、音楽放送がよく流されています。
RFIのフランス語放送には3つのチャンネルがあります。世界向け放送、アフリカ向け放送、音楽放送です。その世界向け放送のチャンネルで、定時ニュース以外は、音楽チャンネルの放送が流れることが多くなりました。フランス語の聞き取り能力は、私にはほとんどないのですが、ニュース以外でたまに流される番組は、震災の解説・文化の紹介など、日本関連のようです。
フランスはストがお家芸のような国柄で、ストの影響で通常の番組制作ができずに、世界向け放送のチャンネルが音楽チャンネルの放送を流すことはよくあります。しかし、この数日は、フランス国内にストのニュースは聞きません。
遠い昔、ソ連の指導者が死んだ直後、モスクワ放送は定時ニュース以外の時間は、通常の番組を全てとりやめ、チャイコフスキーの「悲愴」を流し続けていました。それと同じものを感じ、奇妙な気分です。
フランス大使館のサイトをたまに覗くのですが、15日に羽田から、昨日は成田から、今日は大阪から、居住民を乗せた救援機が本国に飛び立ったようです。中国は、震災直後、大使館が居住者の情報を集め回り、空港までのバスをチャーターし、彼らはさっさと引き上げていきました。英・米・独も同じ対応です。
エジプトでの騒動の時の日本の対応とは、対極にあるようです。
この記事にも指摘がありますが、避難民の問題、経済と地域の復興の問題、今日の株式・為替市場の問題など、菅氏には無理だと思います。個人的には、一刻も早く亀井氏に舵取りを変えていただきたいです。平時なら小沢氏と言いたいのですが、官僚と公安を動かすなら、亀井氏の方が適任でしょう。いかがでしょうか。
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