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福島原発 臨界(核分裂)に達しないという報道は本当か (ひょう吉の疑問)
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/576.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 3 月 17 日 09:35:45: FjY83HydhgNT2
 

http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/2f1a0410b50e3e8946b945c4fa85abcd


 原子炉内ではカラ炊き常態が続いている。
NHKの報道では臨界(核分裂)に達しないというが、
原子炉内で核燃料のカラ炊き常態が続けば、温度が上がり続ける。
それを冷却するための注水作業も昨日は断念した。
今日は外から放水車によって水をかけるというが、外から水をかけても原子炉内への注水はできない。
原子炉内の温度は上がり続ける。

報道では構造上臨界には達しないようにできているというが、それは原子炉が正常に機能した場合のことであって、
現在のように冷却装置が作動せず、原子炉内の温度が上がり続けている現状では、
いずれ原子炉内の温度が限界に達し、核燃料が臨界に達して核分裂が起こると考えるのが普通ではなかろうか。

当然原子炉は爆発し、大量の放射能や放射能物質が周辺に飛び散り、空中に舞い上がったそれらの物質は風に運ばれて、何100キロあるいは場合によっては何1000キロ先まで運ばれてそこに甚大な被害を及ぼすに違いない。

もし北風が吹けばそれらの放射能物質により東京が被爆する可能性がある。

報道は、核分裂が起こらないというだけだが、それが本当だとすればそれがなぜ起こらないかを国民によく説明すべきだ。

そうでなくても国民はマスコミの報道が信用できないことを知っている。
今までさんざん偏向報道を聞かされてきたから、マスコミ報道を信用できなくなっている。

今回の原発報道も本当に真実が伝えられているとは思えない。

本当に必要なのは緊急避難ではないのか。
 

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コメント
 
01. 2011年3月17日 09:47:33: Gt8HapteAM
記者クラブに閉じた会見ではまともな質問ができない。
いまだに記者クラブはクローズの状態か?
外国特派員協会のみまともな質疑が出ているが、結論は正確な情報がないということ。

02. 2011年3月17日 11:55:51: lqOPOFnyLE
>核燃料のカラ炊き常態
用語が厳密に使われないことが日常であるが、それが講じると性格な状態表現ができなくなってくる。炉心溶融とか空焚きとか、いとも簡単にいうが、各自のイメージが異なっている。
本来、原子炉燃料の核分裂が行われていることを焚くというのであって、通常の連鎖分裂反応がとまった後の、ウラン以外の分裂崩壊を焚くとはいわないだろう。これは残り火のようなものである。しかし、それでも冷却しないと熱がこもって温度は上昇する。すると、燃料体の溶融にまで発展してしまうことがあるということだ。温度が上昇して、制御棒の離脱や破壊、燃料体の溶融による落下・一体化が起こると再臨界となる。したがって、再臨界はあるのかどうかというのが適切な表現になろう。
核燃料プールにおいては、(もともと核燃料分裂をする場ではないので)確かに今後の臨界はあるかという言葉が適切かもしれない。
>構造上臨界には達しないようにできているというが
したがつて、これは核燃料プール(使用済みや未使用燃料)のことだと思うので、原子炉とは別だ。もちろん、構造が破壊されれば、臨界ということもあろうが。
燃料体の溶融破損を即座に炉心溶融と表現する向きもあるが、部分的に解けて破損しても、(ろうそくのようにしたたり固形化することもあろうし、)全体的な溶融を示す炉心溶融という言葉を使っては不適切で、再臨界とはあまり結びつかないので誤解を招こう。
>原子炉内の温度が限界に達し----
何度程度をもって限界というのか、なんの限界なのか、言っていることをただおどろおどろにしていては、正確なことを理解できないのではないか。再臨界の前に圧力容器がとけるとか、爆発するというのか、それともやはり燃料体がほとんど溶けて炉心溶融によって再臨界になることをいうのか。後者ならばその後の表現は意味がない。(前者ならば、格納容器内との相互関係がある。)当然後者が問題なわけで、単に再臨界したら大変だといっているにすぎない。それはまったくそうだ。
しかし、再臨界についてはホウ酸をつかって、とにもかくにも連鎖反応の阻止をするので、ないだろう。

03. optman 2011年3月17日 15:57:57: rZkefAw56yIXE : 4e4pU6dwOo
>現在のように冷却装置が作動せず、原子炉内の温度が上がり続けている現状では、
>いずれ原子炉内の温度が限界に達し、核燃料が臨界に達して核分裂が起こると考
>えるのが普通ではなかろうか。
 臨界(正しくは再臨界)が生じる可能性はきわめて低い。燃料が冷却されず温度が上がり続ければ、溶融して形をなさなくなり(燃料溶融)、原子炉圧力容器の下部に溜まる。それでも冷却されなければ、鋼鉄製の圧力容器の底を溶かして格納容器の中に溶融した燃料がボタリボタリと落ちていき(メルトダウン)、そこに水があれば、水蒸気爆発を起こす恐れがある。
 しかし、再臨界は起きない。核分裂は、燃料の温度や溶融状態とは無関係だ。軽水炉燃料の核分裂物質(ウラン235やプルトニウム239)は、燃料全体の中で濃度が低く(たかだか4〜5%程度)、そのような濃度では、核燃料(形状を保った状態であれ、溶融状態であれ)が適度な間隔で水に浸かっていないと、核分裂は物理的に生じない。いわんや、ホウ酸水が注入されたのだから、ホウ素により中性子が吸収され、核分裂は抑止されている。したがって再臨界も核爆発も生じない。ただし、冷却は当然しなければならない。

04. 2011年3月17日 21:47:07: IEvZBtjwq6
02と03氏の云うことは,間違いではないが,それには前提がある。

まず,メルトダウンして融解した核燃料のことだが,その中でウランが均等に溶けていれば再臨界は起こらない。つまり,均等に溶けているという前提が必要だ。だが,均等に溶けているという保証はどこにもない。

ホウ酸も同様。効果的にホウ酸が散布できれば再臨界は起こらない。だが,今のような状況で効果的に散布できる方法はないし,それをたしかめる手段もない。

だから,再臨界が起こらないと断言することは出来ない。
私のあまり根拠のない主観的な憶測ではほとんどないだろうとは思うが。


05. taked4700 2011年3月17日 22:01:49: 9XFNe/BiX575U : ruaqaXMkFA
もうひとつ。燃料プールでも、再臨界が起こる可能性があります。一定温度以上が続けば、コンクリートと鉄筋、鉄骨の間に隙間ができます。つまり、鉄が高温で膨脹し、そこに水がかかったりして収縮、それを何回か繰り返せば、プールの底が不均一になります。
使用済み燃料もかなりの本数溜まっているはずであり、それが倒れたりして、密度が高まれば、それなりに核分裂反応が高まり、相当な熱がでて、ペレット内のウラン、プルトニウムなどが溶け、不均一な床の低いところへ溜まり、そこで再臨界になる。まあ、少しずつでもたまり次第、核分裂は起こっていくでしょうから、連鎖的核分裂である臨界に達することはまずないとは思うのですが、何かの拍子に、幾つかの方向から一定量がドカッとたまると、再臨界になる可能性があるような気がします。

06. 2011年3月18日 08:15:12: 78IL90wTo6
今は最悪を念頭に対応するべきだ。こうなっていて欲しい・・との願望は考えないこと。

07. optman 2011年3月18日 21:18:56: rZkefAw56yIXE : 4e4pU6dwOo
04氏はすこし言い過ぎだ。>>02と03氏の云うことは,間違いではないが,それには前提がある。
>まず,メルトダウンして融解した核燃料のことだが,その中でウランが均等に溶
>けていれば再臨界は起こらない。つまり,均等に溶けているという前提が必要
>だ。だが,均等に溶けているという保証はどこにもない。

いや、燃料内には核分裂性物質(ウラン235)ほとんど均等に溶けている。ウラン235の濃度はたかだか4%程度で、それが自動的に局所に集中して臨界量に達するというメカニズムは存在しない。そういうメカニズムがあるというのなら、どんなものだか説明してほしい。

>ホウ酸も同様。効果的にホウ酸が散布できれば再臨界は起こらない。だが,今の
>ような状況で効果的に散布できる方法はないし,それをたしかめる手段もない。

 確かにホウ酸が効果的に散布されているかは不明だ。しかし、炉心中に注入されたホウ酸水がどこかに集中している確率はやはり低い。

>だから,再臨界が起こらないと断言することは出来ない。
 断言してはいない。しかし心配するほどの確率ではないと言っているのだ。

>私のあまり根拠のない主観的な憶測ではほとんどないだろうとは思うが。

「根拠のない主観的な憶測」などという表現で逃げをうつことはやめてほしい。


05のtaked4700氏は鋭い点を突いているが、やはり少しおかしい。燃料が(溶融などで)一カ所に集まれば再臨界が起きると考えているようだが、それは上記の理由により誤りだ。むしろ、使用済燃料集合体を納めたプールに水があって、集合体間の距離を保持しているプール中のラックが壊れて、集合体が倒れて相互の距離が縮まれば、再臨界する可能性はある。しかし、ラックが壊れているだろうか。

 仮に再臨界になったらその熱で水が蒸発するので、そうなればすぐに核分裂は止まる。軽水炉燃料の核分裂には水が必要なのだ。核分裂であれ、崩壊熱であれ、水が蒸発すると燃料の温度が高まり、そこに水を下手に注入すると水蒸気爆発が起こって、放射性物質が飛散する。これがもっとも深刻な事態である。


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