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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110312-OYT1T00213.htm?from=top
11日午後2時46分に三陸沖を震源として発生した東日本巨大地震に続き、長野県北部で震度6強の強い地震が起きるなど、東北、中信越、関東など列島各地で地震が相次いでいる。
マグニチュード(M)6以上の地震だけでも12日午前11時現在、合計20件発生した。周辺部の地盤が連鎖的に刺激を受け、地震が頻発していると専門家は見ている。
気象庁地震津波監視課の横山博文課長は同日、「今回のように日本各地の広域にわたって地震が多発した例はない」と指摘した。このうち、同日未明に長野県北部で最大震度6強を記録した地震(M6・7)については「(11日の東日本巨大地震の発生によって)地盤にかかる力が変化し、誘発された可能性がないとはいえない。ほかの地域でも地震が起きる可能性がある」と述べ、警戒を呼びかけた。
同庁によると、長野県北部の地震は、「十日町断層帯」と呼ばれる断層帯の南西の端で発生。地盤内でたまったひずみが原因の逆断層型の地震で、プレート(岩板)の境界がずれた東日本巨大地震とはメカニズムは異なる。だが、M8・8の観測史上最大の地震が日本列島の地盤のひずみの状態を変えた可能性があるという。
加藤照之・東大地震研教授(地殻変動)は、「今回の震源域での余震だけではなく、広範囲でM6〜7クラスの地震が起こりうる」と見る。2004年に死者・行方不明者28万人以上を出したスマトラ沖地震(M8・8)では、その3か月後に隣接した海域でM8・4の巨大地震が発生したからだ。今年2月にニュージーランドのクライストチャーチ市で日本人留学生らが犠牲になったM6・3の地震でも、その5か月前に、同市近くを震源とするM7・0の地震が起きた。
防災科学技術研究所の岡田義光理事長(地震学)が心配するのは、東日本巨大地震の震源域の南側に位置する房総半島の東方沖で、巨大地震が誘発されることだ。房総半島の東方沖では、1677年にM8・0の巨大地震が起き、200人以上が津波で亡くなった。岡田理事長は「今回の地震では茨城県沖まで断層がずれた可能性があり、半年から1年の間は注意が必要だ」と指摘する。
(2011年3月12日13時27分 読売新聞)
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