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福島原発について枝野の昨夜のコメントを聞くことから始まって注視してきたのだが、どうやら予期したとおりのヤバイ事態となってきているようだ。
枝野の発言はセカついていたし、慌てている様子だったし、国民の不安を打ち消したい様子では?と思ってきた。
ディーゼル発電機が使えなくなって燃料棒の冷却が出来なくなったと言う事が何故なのか?と言う事だが、要するに甘い施設設計であるという事だ。
これは、他の投稿でも指摘されていたと思うが、地震の大揺れだけではなく大津波に原発が襲われて、衝撃と水濡によってディーゼルエンジンと発電機が動かなくなったと言う事ではないのか。
これは、要するに「使えなかった施設」と言う事であり、「気休めの施設」でしかなかったと言うことだ。
原発は原子炉の冷却の為に大量の水が必要で、それで海岸に設置されるが、これは地震に遭遇した時に揺れだけではなく津波の被害も受けると言うことになる。
今回の様な大津波に遭遇すれば原発は一たまりもなく津波に巻き込まれるだろう。
判りやすく言えば走行中の車が大波に飲まれるのと同じことだ。
ニュースで見られたように、走行中に津波に飲み込まれて流された車はエンジンが停止するだけでなく、燃料のガソリンに引火して燃え上がるという事になる。
これと同じである。
原子炉は停止し冷却装置が効かなくなり、燃料棒が溶解する危険性が出てくる。
◎これは、要するに原子力発電は制御の無理な技術であり、自然環境と馴染まない共生出来ない技術であるという事だ。
今回の大地震で、日本では原発はその凶暴性につき死刑判決を受けたと言う事である。
(私は死刑廃止論者であるが、原発は死刑=廃止しなければ人間が無差別に原発に殺される。)
ヒラリーが冷却材なるものを日本政府との協議の上で提供するとして米軍の手によって運ばせると語ったとの事だ。
「米国のありがたき御支援」と喜んでいる場合ではない。
要するにその様な緊急資材を使わなければ治まらない様な原発というものは常に危険なものであるという事だ。
ヒラリーの申し出には、今回の事態によって日本で原発廃止の運動と動きが高まる事を怖れて封じる為のものではないのか。
勿論、第一の理由は親切な米国の印象を日本国民に植え付ける為であろう。
福島原発に向かった電源車は道路事情の困難によりまだ着いていないのではないのか。
燃料棒が溶け始める前に現地に到着して電気を供給できるかどうか判らない状態であろう。
何とも間に合わせの対策ではないか。
超大型のヘリコプターとか上陸用舟艇を使って電源車を運べればよいのであろうが、それも難しいのであろう。
しかし、そのような緊急の救出策を採らなければならない原発は余りにも危険性に富む技術である。
危険性が高すぎるのだ。
今回の地震を「地震兵器」を駆使しての米国の日本に対する攻撃と考える人も多いであろうが、
私はどうもそればかりではないのではないか? と考えたりしている。
その考えを無闇に否定をしたりはしない。
だが、どうも整合性に欠けるところがあるのである。
…地震攻撃をして全くピンチと成り倒れる寸前に至った菅政権を助ける為に、日本国民を災害救助と復興に専念する事に追い込む。
そして、小沢一郎議員の地盤である岩手をはじめとする東北を破壊しようとした。…
と言う事だろうか?
しかし、
原発破壊(ほぼそのような事態になっている)に限りなく近づいた事により、原子力エネルギーに基盤を持っているヒラリーや米国民主党そして日本の原発建設技術を巻き込んで世界的に原発の販売を推進している米英の勢力にとっては予期しなかった?自らに不利となる大被害を起こしてしまったという事になる。
ここにおいて整合性が疑われるのだ。
しかし、福島県に大きな被害が出たということは、代表的”売国国会議員”のモウロク渡辺コーモンとTPP推進の坊ちゃん玄葉を選出した県である事が引っかかるのである。
同様に今回の大被害は菅の様な大泥暴売国奴にいつまでもやりたい放題の政権運営をやらせてきている日本国民の運命として”お叱りを受けたのではないか”との印象を私は持つのである。
柏崎原発に次いで福島原発において先をはるかに凌ぐ危険を造り出したにも拘らず、原発をさらに推進し、外国に売り込もうとする事はそれは出来ない話ではないのか。
それをやれば、次にはチェルノブイリの再来となるのではないのか。
そのような日本の転換の可能性が産まれる大地震を菅政権支援の為に地震兵器を出動させたのであろうか?
尤も、地震兵器もコントロールの難しい兵器であるのかも知れないのではあるが?
米海軍空母が派遣されて来るそうだ。ロナルド・レーガンだったか?
消火用ヘリを発着させられる船を派遣したいからと説明されているが、しかし、
実は、
関東大震災の事を振り返って貰いたい。
自警団が結成されて朝鮮人を殺害し、憲兵隊は無政府主義者の大杉栄を暗殺した。
これは、「警戒の高まり」であったのだ。
では、米空母派遣の理由は、同様に「警戒を高める為」ではないのか。
東北の大規模破壊により日本社会の秩序が揺らぐ可能性がある。
そうでなくても菅政権は全く頼りない。大揺れに揺れている政権である。
ここにおいて米国は、日本に対してロシアやチャイナさらに北朝鮮が何かを仕掛けてくる危険性を警戒するであろう。自身が密かなテロ国家であればなおさらのことではないか。
それに在日米軍の存在をも補強する目的もあるだろう。在日米軍の戦力を支援する為でもある。
要するに、日本国内の不測事態そして外国がらみの不測事態に備えるためであろう。
在日米軍は警戒を高めているだろう。
それだけではなく、米軍自体が日本の情勢について警戒を高めていると考えられる。
今回の災害で菅は首相として生き延びるのであろうか?
私にはそうは思えないのである。
これで、菅は終わりになるのではないのか。
米国は菅を助けるのであろうか?
それとも彼らも引き摺り下ろすのであろうか?
私には、菅と官僚とマスコミに政治を牛耳らせてきた日本国民が受けてしまった運命と思えてしまうのである。今回の震災について。
余りにも理不尽な政治を国民の大多数が放置してきた。ノンを言い、抗議する日本人は増えて来ている。しかし未だ菅をひっくり返すまでには至ってはいない。それは消極的ではあるが放置してきている国民が未だ多いからだ。
しかし、放置は自分自身に対する無責任でしかない。
私達にとって他人とは同胞である。
同胞が受けた災害は私達が受けたものでもある。同胞とはその様な関係だ。
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