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ニュージーランドでM6.3の地震、懸命の救助作業続く
2011年02月22日 18:42 発信地:クライストチャーチ/ニュージーランド
【2月22日 AFP】(写真追加、一部更新)昨年9月にも大きな地震に見舞われたニュージーンランド南島のクライストチャーチ(Christchurch)で22日、マグニチュード(M)6.3の地震が発生し、これまでに65人の死亡が確認された。
ジョン・キー(John Key)首相は、今後も死者数が増える恐れがあると発表した。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、地震発生時刻は現地時間22日午後0時51分(日本時間同午前8時51分)で、震源はクライストチャーチ郊外5キロの深さ4キロ付近。
地震発生時、昼食の時間帯でたくさんの人がいた市中心部は突如、がれきの山と化した。地震発生直後の現地テレビでは、オフィス街でパニックに陥った人びとが、潰れた車両の間を逃げまどう様子が放送された。警察によると現在は、市中心部にいた人は退避している。路面は亀裂が入ってめくれあがり、がれきに車両が埋もれている。
建物の倒壊は広範囲に及んでいる。同市の象徴である大聖堂の尖塔は折れ、カンタベリーTV(Canterbury TV)の建物は全壊した。クライストチャーチの空港は閉鎖された。
同市では昨年9月4日にもM7.0の地震が発生し、この時に弱くなっていた多数のビルが崩壊したとみられる。クライストチャーチ市のボブ・パーカー(Bob Parker)市長は5日間の非常事態を宣言した。同市長によると、公共の安全を確保し、救急隊が円滑に活動を行えるよう市中心部は封鎖された。
■夜になっても多数ががれきの中に…
道路の舗装がめくれ上がり、がれきやガラスの破片が散乱した市内で、約500人の警察官と兵士が救出活動に当たった。
クライストチャーチ上空にはヘリコプターが飛来し、クレーンを使って損壊したビルにいた人を救出する作業も行われたが、夜になっても多くの人が損壊した建物から出られずにいる。
キー首相によると、オーストラリアと米国からの救助隊も現場に向かっているほか、シンガポール、イスラエル、欧州連合(EU)からの援助物資も続々と届いている。
(c)AFP/Chris Foley
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2786702/6852057
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