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海底岩盤 表面に“はがれ”
7月19日 18時3分
日本列島の下に沈み込み、大地震の要因となっている「フィリピン海プレート」という海底の岩盤の表面が地下深くではがれ、陸側の岩盤の下に少しずつ付着しているとみられることが専門家の分析で明らかになりました。大地震のメカニズムの解明に役立つ発見として注目されています。
「フィリピン海プレート」は、関東から西の太平洋沿岸で海底深くに沈み込んでいる岩盤で、東海地震や東南海・南海地震などの大地震が起きる要因となっています。独立行政法人・防災科学技術研究所の木村尚紀主任研究員などの研究グループは、房総半島沖で起きたおよそ2000の地震の観測データなどを基に、プレートが沈み込んでいる付近の構造を分析しました。その結果、深さ10キロから20キロの陸側のプレートの底の部分に沈み込んだ「フィリピン海プレート」の厚さ3キロ程度の表面がはがれて少しずつ付着し、陸側のプレートがしだいに厚みを増している様子が確認されたということです。この付近はプレートどうしの境目のうち、大地震の震源と想定されている部分からやや深い位置に当たり、近年の研究では、プレートの境目が数日から数か月にわたってゆっくりずれ動く「スロースリップ」という現象が起きていることも明らかになっています。今回の発見は、これまでの研究とあわせて、大地震のメカニズムの解明に役立つと注目されています。木村主任研究員は「スロースリップは、東海地震や東南海・南海地震の震源の近くでも起きている。こうした場所でもプレートのはがれが起きている可能性があり、今後分析を進めて大地震のメカニズムの解明につなげたい」と話しています。
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