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下記は、natureという英国の科学雑誌の10月1日号に掲載された記事である(636−639頁)
この記事は、以前に論じた人工地震(陰謀地震)と関わりがあるかもしれない。
+++++以下引用:
“地震が断層を見つける“
米国パークフィールドで得られた20年間の地震記録を用いて遠隔地で起きた巨大地震すなわち2004年のスマトラ地震と1992年のランダース地震によって断層強度の長期変化が生じた可能性がある2つの事例がつきとめられた。これらでは、断層強度の変化と一致する2つの変化と、繰り返し地震の一連の地震発生に特徴的な時間変化がおきた。この知見は巨大地震が断層系の強度に全球的な影響を及ぼしうる事を示唆している。この仮説は、2004年のスマトラ地震後、今日に至るまでのマグニチュード8クラスの地震の数が多い事からも裏付けられる。
+++++引用終わり
上記で引用されているランダアス( Landers)地震は1992年6月28日早朝5時に米国ロスアンジェルス西方およそ180キロに起きた地震である。発生時刻は1995年の神戸地震とほぼ同じであったが、田舎であったので、犠牲者は殆ど無かったといわれている。しかし、この地震には、地震学的には興味深い幾つかが確認されている。それは、この地震後、震源から離れた地点で、地震活動が活発になったり、地下水位の変動が起きたりとの余後の地学的変動が観測された事だ。
サモアの地震もその後、スマトラ沖、そして月が変わってバヌアツでマグニチュード8クラス近い地震が起きている。上記の記事の著者は、大地震が発生すると地球内部の力分布(正確な表現をすれば応力分布)が変化し、その変化が周辺に波及するのだと主張してる。波及が及んだ場所で、地震の発生のための物理環境が臨界点に近ければ、その波及が地震発生の引き金を引くというわけである。
サモアの地震そのものの発生がHAARPでないということの直接の反論にはなっていないが、地震の物理はいまだ「博物学」のレベルであると思って良いのだろう。陰謀を仕掛ける側が、それを越える知識と技術を有しているとは思い難いとの証左として上記を紹介した次第。