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http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/Bunshun2005.2.ChuetsuJisin.htmより部分引用:
日本列島は地震の活動期に
いま、日本列島が地震の活動期に入ったと考える地震学者が、少なからずいる。現・京都大学総長の尾池和夫博士は、その一人である。近年増えてきたように見える内陸直下型地震は、海溝型の巨大地震の前触れではないかというのだ。
日本列島は百年おきくらいに、マグニチュード八クラスの巨大地震に見舞われている。前回起きた地震は、東海地震でいえば一八五四年、東南海地震では一九四四年、南海地震では一九四六年である。
これまでに発生した周期から見て、次の南海・東南海地震の到来は二〇三〇年ころと言われている。もっとも、この数字にはプラスマイナス二十年ほどの大きな誤差が付いている。今の地震学ではこのくらいが限界だ。
単純に計算すると二〇一〇年に起きてもおかしくないし、はたまた二〇五〇年まで起きないかも知れない。地震予知とは、そのくらい難しいものなのである。しかし、百年から百五十年おきに、必ず襲ってくるのは確かである。ここが地震防災をたいへん困難にしている点だ。
ところで、海溝型地震の前後におきる地震をくわしく見てみると、興味深いことが分かってきた。
巨大地震と巨大地震の合間には、それより規模の小さい地震がたくさん発生するが、それらの地震は、百年ほどの期間の半分を過ぎると、明らかに増えてくるのである。
つまり、百年周期の前半五十年間は、比較的地震が少ないが、後半の五十年間になると、地震が頻繁に起こるということだ。
そしてまさにこの境目が、一九九五年の阪神・淡路大震災だったのではないかと考えられるのだ。確かに一九四六年の後、阪神・淡路大震災に襲われるまで、日本列島では大地震が比較的少なかった。内陸で大きな被害を出した地震は、一九四八年の福井地震くらいである。
それが一九九五年以後は、二〇〇〇年の鳥取県西部地震、二〇〇一年の芸予地震、二〇〇四年の中越地震と、ほぼ立てつづけに内陸直下型地震が起きている。この十年間、地震が増えているのは、後半の活動期に入ったからだと考えてもよさそうだ。今回の中越地震は、まさにその最中に起きた内陸直下型地震といってもよい。
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上に引用した部分以外も、結構興味深い内容です。ぜひ、リンク元を読んで見てください。