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地震に対する準備
最近、いろいろとマスコミを騒がせる事件が起きるので、つい、地震が迫っていて、いつ大きな地震により日本に大災害が起こるか分からないということが忘れられている。
でも、何か、大きな地震が起こってしまうような感覚がないわけでは無い。ここ数年間は、結構大きな被害をもたらす地震が毎年起きている。今年、更に大きな地震が起きても何ら不思議は無い。
幾つか気になることを記してみる。
1.大都市で、車を路側にとめて徒歩で避難しろと言われている。しかし、火事が起これば、車が火を噴く可能性が高い。以前、テレビで、建物や他の車から一定の距離離せば車に火がつかないとやっていたが、あの実験はおかしいと思った。なぜなら、実際の火事は、何箇所か同時に起こるわけで、車の前後左右、いろいろなところから火が迫ってくる可能性があるからだ。特に怖いと思うのは、ガソリンを多量に運んでいるタンクローリー車で、もし地震が起きたらどうすることになっているのかと、町で見るたびに思う。それから、タクシーはガスボンベを積んでいるわけで、あれも破裂の可能性があると思うが、全く話題にならないようだ。少なくとも、これらの危険性について、みんなの注意を喚起しておくべきだと思う。
2.商店・スーパーの大きな陳列棚とか図書館の書架など、かなり重たいもので、地震の時に倒れたり動いたりするものがある。しかし、あまり対策はとられていない様子だ。少なくとも棚については、互いをロープや金具で結び付けるとか、または、床との間に滑り止めをかますなどの対策は必要だと思う。消防署はそういった点について何かしないのだろうか?
3.ともかく一番怖いのは原子力発電所が地震で壊れることだ。地球で、歴史上、日本が初めて大きな地震を原発が経験する地になるはずだ。だから、どんな被害が出るか、現実には分かっていない。今まで経験が無いのだから、思わぬところで被害が出る可能性があるからだ。既に、日本全国で50基以上の原発があり、これらを今更すぐに廃止は出来ないのだから、実際にどんな被害が出たときはどんな行動をするべきなのか、それらを政府がきちんと公開するべきだと思う。チェルノブイリ以上の被害が出ることも十分に予測されることのはずで、一体どうするのか、それをきちんとはっきりさせるべきだ。原発から50km以上離れていても、または、100km以上離れていても、やるべきことはいろいろあるはずで、現実に大きな災害が起きたとき、どうなるのかをきちんと知らせておくべきだと思う。日本人は、あまりに、「原発は安全だ」と言う政府を信用しすぎるのだから。