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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu309.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
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自宅や学校において問題解決にコンピュータを活用する割合が日本は突出して
低い。特に自宅でコンピュータを使う人の割合はOECD加盟国では下から2番目。
2014年4月5日 土曜日
◆勉強はできるが、ITはまるでダメ。OECDの調査結果が示す日本人の課題 4月4日 ニュースの教科書
http://news.kyokasho.biz/archives/24017
頭はいいはずなのに、日本はなぜか世界で勝負できない。多くの人が漠然と抱いているこうしたイメージを裏付ける調査結果がOECD(経済協力開発機構)から発表された。日本人は高い学習能力を持っているにも関わらず、ITを使いこなせていないという実態が明らかになった。
世界の15歳を対象にした学習到達度調査おいて、日本は問題解決能力の分野でシンガポール、韓国に次いで3位となった。昨年12月に公表されている読解力や科学的応用力でも4位となっており、基本的に学力が高いことが証明された。
もっとも、同調査での成績は2003年に急落、2006年の調査では過去最低(数学的応用力10位、読解力15位など)になったという経緯がある。国内では学力低下を危惧する声が上がり、いわゆるゆとり教育の見直しが始まった。ゆとり見直しの成果かどうかは不明だが、現在、順位は持ち直した状況にある。
これほど日本人が優秀なのであれば、日本企業は現在でも世界で突出した競争力を持っていておかしくないが、なぜか現実は異なる。日本は世界で勝負できなくなっているという印象を持つ人は多いはずだ。
この疑問に対するヒントになりそうなのが、ITに関する調査項目である。自宅や学校において問題解決にコンピュータを活用する割合が日本は突出して低いのだ。特に自宅でコンピュータを使う人の割合はOECD加盟国では下から2番目。日本より下には、ツイッターの使用を政府が遮断しているトルコしかいない。勉強はできるが、スムーズにITを使いこなせない頭でっかちな子供がイメージされる結果だ。
実は、似たような調査結果がもう一つOECDから出ている。成人を対象にしたスキル調査において、日本は「読解力」と「数的思考力」で1位となったが、ITを活用した問題解決能力」は10位と大きく順位を下げる結果となっている。ビジネスの世界でも、ITスキルが足を引っ張る構造が明確になっている。
ITの登場によって「知」の構造は大きく変化した。かつて、暗記することは非常に重要な課題だったが、現代では、基本的な情報はすべてネット上で公開されている。これらをうまく組み合わせ、新しい価値を生み出すことに知的作業の重心は移っている。
日本人全般がコンピュータを使う割合が少ないのだとすると、同じ問題を解決するのに多大な時間をかけているか、既存の知識のみを使った問題解決を行っている可能性が高い。日本のホワイトカラーの生産性が、他国よりも著しく低いこととも、この結果と関係している可能性が高い。
(私のコメント)
私が「株式日記」を毎日書き続けていられるのも、パソコンのワープロソフトによるおかげとインターネットによる検索機能の活用によるものであり、昔のように原稿用紙に万年筆で書き辞書で漢字を引きながら書いていたら途中で嫌になって三日坊主になっていただろう。インターネットの検索機能でも資料を探し出すのに飛躍的なスピードで行える。
このような方法はパソコンのワープロソフトとインターネットの検索機能をフルに使ってできる事だ。だから漢字も満足の覚えていなくても、本や新聞記事を暗記していなくてもキーワードで目的の記事が探し出せる。つまり昔のように記憶力で漢字や教科書を丸暗記していなくても良くなったという事であり、学校教育における記憶力中心のペーパーテストは時代遅れなのだ。
私の学生時代は、漢字の書き取りや英語などの丸暗記が必要な学習が苦手だった。その代わりに社会や歴史地理などの学科は得意で試験勉強もいらないくらいだった。数学や理科も公式さえ覚えれば後は応用だから比較的得意だった。つまり記憶力は苦手だが思考力は得意で作文なども読書感想文などは得意だった。
現在の日本の学校教育で行っている事は、採点しやすい記憶力中心のテストばかりで、○×式か五者選択式などのマークシート的なテストが中心になり、独創力や想像力を試すテストはほとんどないし、やったとしても採点のしようがないから行われていない。面接などの試験もワンパターン的な応答だけで終わってしまう事が多い。
いわゆる学校秀才が実社会に出てパッとしないのも、記憶力秀才だからであり、正解のある課題に対しては問題解決能力は優秀だが、正解の出ていない課題に対しては、どの教科書を見ても答えが無いから能力の発揮のしようがない。やってみなければわからないような事でも予測が適格かどうかで結果に大きな違いが出る。
「株式日記」は1997年から書いていますが、バックナンバーも全部読めるようにしてありますが、過去に予測した事が正しかったかどうかが分かるようにしてあります。出鱈目な予測ばかりしていたら読む人もいなくなってくるのでしょうが、テレビに出ている評論家などの予測は2,3年でぼろが出る事が多いようだ。
インターネットのホームページやブログなどは過去に書いたことも簡単に検索ができるから、膨大な量の日記の中から記事を探し出す事も瞬間的に探し出す事が出来る。もし昔のように紙とペンだけの時代なら、それらの作業は大変な作業になり、それに対してネットはデーターベースにして膨大な資料が保存できる。
「株式日記」を書き始めたのも、こうして毎日日記を書いていけば膨大なデーターベースが出来るからと書き始めたのですが、当時はYAHOO検索が主流でGOOGLE検索はマイナーだった。「株式日記」では資料になりそうな記事はコピペして保存していますが、新聞記事などは二週間ぐらいするとネットで見られなくなります。ブログなども2,3年経つと半分くらいは消えて無くなってしまいます。
「株式日記」のように10年以上の前のバックナンバーが全部読めて、ブログもアクセス数が数万件あるようなブログでコメント欄を公開しているのは極めて少ない。読者の反応も貴重な資料になるからですが、管理が大変だ。
表題にあるように自宅でパソコンを使っている人がOECD加盟国では下から二番目という事ですが、日本のインテリはどうしてパソコンに弱いのだろうか? 学校でもパソコン教育は遅れており、IT産業における人材の供給がバラバラだ。一つンパソコンソフトを完成させるには数万人も必要になる事があり、インドや中国などに外注に出されているのが実情だ。
企業や官庁などのパソコン利用も遅れがちであり、管理職の高齢者はパソコンに拒否反応を示す。日本人とパソコンとの相性の悪さは欧米に比べると異常であり、パソコンに夢中になると80年代頃はパソコンオタク呼ばわりして変人奇人扱いされた。日本ではパソコンがもっぱらゲームマシンとして捉えられてしまったからであり、ビジネスの道具としては扱われていなかった。
また日本でパソコンと言えばNECのPC98が主流であり、世界で主流だったIBMマシンは少なくガラパゴス状態だった。その事がIT産業で日本が遅れた原因にもなってしまいましたが、NECのパソコンが非常に高価だったことも家庭に普及が遅れた原因だったのだろう。当時はNECパソコンは一台20万円もした。またマニュアルも電話帳のように分厚くて「一太郎」のマニュアルも5センチ以上もあった。
日本人は何事も完ぺき主義だから、バカ正直に分厚いマニュアルを読もうとした。パソコンを100%使いこなす必要はなく、ネットとメールさえできれば十分であり、本来はパソコンはマニュアルなしでも出来るように操作できるようになっている。分からない事があればネットで検索すれば答えが出てくる。
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