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英Canalysは現地時間2012年2月23日、モバイルアプリケーションに関する調査結果を発表した。それによると、米GoogleのモバイルOS「Android」に対応した有償の人気アプリケーションの価格は、米Appleのスマートフォン「iPhone」の場合に比べ2.5倍高いという。
米国でそれぞれのアプリケーション配信ストア「Android Market」と「App Store」で上位100の有償アプリケーションを購入する場合、Android向けは374.37ドル、iPhone向けは147.00ドルかかり、アプリケーション1本当たりの平均価格はそれぞれ3.74ドルと1.47ドルとなる。
上位10および20に絞った場合でも、平均価格はAndroidアプリケーションがそれぞれ3.47ドル、4.09ドルとなり、iPhoneアプリケーションの0.99ドル、1.04ドルの3倍を上回る。米国のほか、ドイツ、インド、シンガポール、英国でも同様の傾向が見られた。
また、App Storeでは上位100の有償アプリケーションのうち82本の価格が0.99ドルだったのに対し、Android Marketの上位100では、0.99ドルはわずか22本だった。
このほか、両ストアでは、有償人気アプリケーションの顔ぶれにあまり共通点がないことが分かった。米国では、両ストアでトップ100ランキングに入っているアプリケーションはわずか19種類だった。「iPhoneで人気があるからといって、同じアプリケーションやゲームがAndroid端末で成功するとは限らない」とCanalys上級アナリストのTim Shepherd氏は指摘する。
同氏によると、開発者やパブリッシャーは、完成されているが閉じられた環境のApp Storeと、よりオープンだがセキュリティが弱いAndroid Marketとを使い分けている。例えば米Electronic Artsは、価格競争の激しいApp Storeでは定期的に値引きを実施して人気リストに名前があがるように努めているが、Android Marketでは値引きしない。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20120224/1042120/?f=news
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