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web R25 6月18日(金) 17時 5分配信 / テクノロジー - テクノロジー総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100618-00000002-rnijugo-sci
業界大手のソニーが生産終了を発表したことで、30年近い歴史の幕を実質上おろすことになった3・5インチのフロッピーディスク(FD)。1枚のディスクに約1・4MB(2HD規格)という容量は、今では何とも心もとない限りだが、発売当時は「百科事典(のテキスト)が1枚に収まる!」なんて売り文句があったほど魅力的なものだった。
ところで。こうした記録メディアの進化を見ていると「今、保存しているデータも、いつかは読み出せなくなるのでは?」と不安に思う人もいるだろう。確かに、現在FDドライブがあるパソコンを探すほうが難しいことや、メディア自体が劣化・故障することを考えれば、永久保存したいデータは、定期的に新タイプのメディアに記録し直す、という処置をとるのが賢明だろう。
ただし、その際に注意しておきたいのが、データを記録するメディアの選び方だ。まず、長期保存用にもっとも不向きなメディアがハードディスク(HD)。日常的に使うHDの場合、3〜5年程度で故障するともいわれている。続いて不向きなものが、USBメモリやSDカードといった、フラッシュメモリ型のメディア。意外と知られてないが、フラッシュメモリ型のメディアは、データの読み書き回数に限界があるのだ。となると、残るはCDやDVD、ブルーレイなどの光学系メディア。こちらは確かに、HDに比べれば長期保存に適している。汚れをよくとり、直射日光の当たらない、適温で適度な湿度を保った環境であれば、100年程度の保存が可能、といわれている。
最後に。写真やテキストデータの長期保存法として、もっとも実用的なテクを紹介しておこう。それは、プリントアウトして実体化しておくこと。プリンタや紙の質にもよるが、デジタルデータと違い多少劣化しても内容の判別ができるし、なによりハードの進化と無縁、という点が強力な強みとなる。電子書籍の時代到来とはいえ、保存に関してはまだまだ紙に一日の長があるのかもしれない。
(石井敏郎)
(R25編集部)
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