★阿修羅♪ > IT11 > 528.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
今の日本メーカーにはアップルのような製品や「iPod+iTunes」で実現したビジネスモデルは絶対に作れないだろう
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/528.html
投稿者 TORA 日時 2010 年 5 月 08 日 13:46:23: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu215.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
今の日本メーカーにはアップルのような製品や「iPod(ハードウェア)+
iTunes(サービス)」で実現したビジネスモデルは絶対に作れないだろう。

2010年5月8日 土曜日

◆iPad販売100万台突破 iPhone上回るペース 5月4日 朝日新聞
http://www.asahi.com/business/update/0504/TKY201005040276.html

【ニューヨーク=山川一基】米アップルは3日、4月3日に米国で発売した新型携帯端末「iPad(アイパッド)」の販売台数が、同月末までの28日間で100万台を突破したと発表した。07年に発売した携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の2倍を超えるペースで売れていることになる。

 電子書籍はこれまでに150万冊以上、ゲームなどのアプリケーション(ソフト)は1200万以上がダウンロードされたという。

 iPhoneは100万台突破までに発売から74日かかった。スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は「需要がまだ供給を超えている。この魔法の製品をさらに多くの客に届けるためがんばっている」とコメントした。

◆iPadの凄まじいまでの可能性  5月7日 岸博幸
http://diamond.jp/articles/-/8056

アップルのiPadの日本発売(5月末予定)が近づいています。私は一足早く米国で入手して使い込んでみたところ、久々にモノに感動しました。この新しい端末は凄まじいインパクトと可能性を秘めていると認めざるを得ません。そこで今週は、iPadの持つ可能性について考えてみたいと思います。

iPadはエンターテイメント消費ツール
 まず最初に、私の独断と偏見ですが、iPadはパソコンやネットブックの延長というより、エンターテイメント消費ツールと捉えた方が正しいと思います。

 もちろん、書類を作成するなど仕事にも活用できますが、マルチタスク(書類の作成中にウェブでデータを確認するなど複数の作業を同時に行なうこと)が行なえないなどの問題があるのも事実です。それもさることながら、ビジネス・ツールとしてよりも、様々なエンターテイメントをシームレスに消費できるという特性の方が明らかに際立っているのです。

 いわば、テレビと本棚とインターネットが一体になった感じです。一台の端末上でテレビ番組、映画、音楽、書籍、新聞などの本来は異なる媒体のコンテンツを、まったく同じようにシームレスに消費できるのです。更に、それと同じ感覚でネットサーフィンやメールのチェックもできます。

 実際に使うと分かりますが、これは非常に斬新かつ不思議な感覚です。久々の凄まじいイノベーションであると認めざるを得ません。

 加えて言えば、iPadの画面の大きさ自体も凄いイノベーションと言えます。動画を見るのにちょうど良いサイズだからです。このサイズに慣れたら、ケータイの小さな画面で動画を見るのはつらくなるのではないでしょうか。

書籍よりも雑誌のほうが
表現形態を拡張できる可能性大
 こうした点を踏まえると、iPadはコンテンツを制作する側に、表現形態を拡張するチャンスを与えていると思います。その典型例は電子書籍ではないでしょうか。

 電子書籍という点でも、iPadはアマゾンのキンドルよりも優れていると思います。キンドル上では、本の中身(=活字)をデジタル媒体に置き換えるだけとなるのに対して、iPad上では、書籍の表現形態が活字のみに制約されず、動画/音声/写真なども併用して表現できるようになるからです。

 活字のみをデジタル媒体に置き換えるだけなら出版ビジネスの市場は拡大しません。しかし、書籍の表現形態が大きく拡張されれば、出版ビジネスの新たな市場を創造できる可能性があるのではないでしょうか。

 そして、そうした可能性は、書籍よりも特に雑誌で大きいのではないかと思います。実際、米国では既にそうしたアプローチを行なっている雑誌が現れています。パソコンからも見られますので、The Weekという週刊誌のウェブサイトを見てみてください。そこの特集コーナー(FEATURED TOPIC)をクリックすれば分かりますが、同じトピックについての様々な情報が活字や映像で知ることができます。そこでは、活字と映像がシームレスに統合されているのです。このサイトをiPadから見ると、本当にすごいなあと感じざるを得ません。(後略)

◆iモードの生みの親・夏野剛 「iPadに惚れる」 週刊ダイヤモンド5月15日号
http://diamond.jp/articles/-/8074?page=3

今のパソコンのOSのシェアは、Windowsが90%。Macは10%でしかない。でも、もし仮にこのシェアが逆だったら、どうだったろうか。

 おそらく、高齢者がパソコンを使えないだとか、教育の現場になかなかITが導入されないだとか、そうしたデジタルデバイドの問題は起こっていなかったと思う。家庭や職場でのパソコンのトラブルも半減していたはずだ。

日本メーカーには絶対に作れない
 もちろん、パソコンを普及させたマイクロソフトの貢献はかなり大きい。でも、いろいろな操作が、直感的でわかりやすいとはとてもいえない。

 ましてや、今の日本メーカーにはアップルのような製品や「iPod(ハードウェア)+iTunes(サービス)」で実現したビジネスモデルは絶対に作れないだろう。

 彼らにはまだ、技術と資本と人が残っている。でも、製品への強いこだわり、哲学、世界観を持っていて、リスクを取るリーダーがいない。

 僕はドコモの役員だったけど、やっぱり、大きな決断をするには役員ではダメ。せめて、副社長クラスじゃないと。

 今の通信会社や電機メーカーの顔触れを見ていると、ジョブズのような決断を下せる人が何人いるか、疑問だ。

 もちろん、過去には日本企業にも傑出したリーダーはいた。なんとかがんばってほしいね。

(私のコメント)
先日に秋葉原に行ったらiPadが8万円で売られていた。アメリカで発売されたものの転売品でしょうがプレミアがついている。今までもiPadと同じコンセプトのパソコンが作られて売られていましたが、どれも売れなかった。製品としての完成度が全く違うからですが、結局は日本の情報家電メーカーは技術力を製品に生かすノウハウが無いのだろう。

日本の情報家電メーカーはOSソフトも作れないしマイクロプロセッサーも作れないしアプリケーションソフトも作ることが出来ない。当初は開発してはいてもみんな途中で断念してしまう。そしてWindowsのOSとインテルのチップを使ったパソコンしか作れなくなり、これでは台湾や中国のパソコンメーカーに負けてしまう。

それに比べるとアップルはOSも自前だしiPadのチップも自前で開発した。普通のパソコンと違うのは軽くて薄くてバッテリーの持ちが10時間以上もあることだ。商品コンセプトとしてはネットブックと重なりますが、値段も同じくらいだ。iPadの重さは680〜730gで、バッテリー駆動時間は10時間で画面の大きさは10インチもある。

それに対して東芝やソニーのネットブックは高くて重くて駆動時間も短く画面サイズも小さい。Windowsとインテルのチップを使っていたらiPadと同じ性能のネットブックは絶対に作れない。アップルはOSから最終製品まで一社で賄える垂直統合型経営だから世界でどこも作れないパソコンが出来ますが、日本の情報家電メーカーはそれだけの技術力が無い。

アップルに一番近い日本のメーカーは任天堂ですが、ソフトからハードまで一社で作っている。日本の情報家電メーカーの利益率が低いのは円高のせいではなく独自の技術力が無いからだ。日本の携帯電話はガラパゴス携帯といわれますが、これもパソコンと同じく独自OSもマイクロプロセッサーの開発からも手を引いてしまった。

経営判断としてはそれが一番正しい判断としても、水平分業型の経営をしていたら韓国や中国のメーカーとの価格競争に巻き込まれて負けてしまうだろう。日本のメーカーはまだ部品レベルの技術力で何とかリードしていますが、儲ける為にはアップルのような垂直統合的な経営でないと価格競争で負けてしまう。

2,3年すればグーグルやインテルなどがOSやCPUを作ってくるでしょうが、そうなると儲かるのはグーグルやインテルばかりになってしまう。東芝とソニーと米国IBMが共同でCellプロセッサーを数千億円かけて開発しましたが、ハイパワーのCPUでソニーPS3に使われています。PS3でリナックスが動くという事でしたが、いよいよソニーや東芝が脱マイクロソフト・インテルに立ち上がったと期待したのですが、早くも潰されたようだ。

このようにCPUとLinuxというOSが用意できたとしても、それを利用したアプリケーションソフトが作れなければせっかくの技術も立ち枯れてしまう。しかしCellプロセッサーのようなハイパワーCPUを利用したソフトを個人で作ることも出来ず、東芝などの大企業がテレビ用のプロセッサーとしてしか使い道がないようだ。

それに対してiPadのA4プロセッサは謎のチップですが、既存のチップを改良して作ったものらしい。アップルのマックブックはインテルのチップを使ってはいますが、いずれば独自のチップを開発して行くらしい。そうしなければ利益が独占できず汎用の部品を使っていては差別化が難しいからだろう。

iPadが売れているからといって同じようなものが出るまでには時間もかかるし、製品は作れてもソフトが揃わない。アンドロイドOSとインテルの新開発チップを使えば同じようなものが作れるのでしょうが、それに載せるソフト開発はそれ以後になってしまう。ソニーやシャープといった大企業がiPhoneを作れなかったのはなぜだろうか?

ソニーやシャープなどはモバイル端末も作っていたし携帯電話も作っていた。それらがネットにアクセスできるようになって飛躍的に利用価値が高まりましたが、ネット関連の技術はもともとが軍事技術だけに日本のメーカーは弱い。これからも家電などもネットにアクセスできるものが出てくるのでしょうが、未だにテレビでインターネットがしにくいのは日本の情報家電メーカーがネット技術に弱いからだろう。

テレビでネットがなかなか普及しないのも既存の放送局の妨害もあるのだろう。アクトビラにしてもTCP/IPを利用しているがインターネットとは言えないものだ。テレビ用のブラウザソフトも普及していないし、東芝もソニーもパナソニックもテレビ用のブラウザソフト開発には関心が薄いようだ。

もしテレビでユ−チューブなどがボタン一つで見ることが出来るようになると、既存のテレビ番組を見る人が少なくなってしまう。最近東芝のZ8000と言う液晶テレビを買ったがネットでYAHOOは見れてもユーチューブがメモリ不足で見ることが出来なかった。仕方がないのでパソコンをテレビにつないでユーチューブを見る事にしましたが、どうしてネットとテレビは融合できないのだろうか?

そうこうしているうちにアップルがiPadを発売してテレビよりもiPadでテレビを見たりネットをしたり読書をしたりするようになるだろう。アップルは家電メーカーではないから自由な商品作りが出来ますが、日本の家電メーカーはテレビ放送と深いつながりがあるから、テレビ局を敵に回せない。だから本当のネットが出来ないテレビを作り続けているのだ。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 コメントの2重投稿は禁止です。  URL紹介はタイトル必須
ペンネームの新規作成はこちら←
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > IT11掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > IT11掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧