★阿修羅♪ > IT11 > 326.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
8月19日11時1分配信 japan.internet.com
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090819-00000005-inet-sci
Google は17日、Web ブラウザの最新版『Google Chrome 4.0.201.1』をリリースした。今回のリリースでは、ブラウザのブックマーク同期化機能らしきものが追加されている。
いや、バージョン番号もタイプミスではない。これは、dev (開発者向け) チャネルで公開されている『Google Chrome 4』だ。つまり、自宅で Chrome の採点を続けている人々にとっては、2008年9月に『Chrome 1.0』のベータ版が初公開されてから今回の Chrome 4 のリリースまで、1年足らずしか経過していないことになる。
番号付けの仕組みはさておき、Chrome 4 では、Google のブックマーク同期化機能が、極めて限定された形ではあるものの、初めて盛り込まれた。しかし、単に (『Windows』上で) Chrome へのショートカットをクリックして Chrome 4 を起動するだけでは、実際にブックマーク同期化機能が使用可能な Chrome 4 を使うことはできない (それではあまりに話が簡単すぎる)。同機能のオプションを有効にするには、「--enable-sync」フラグを付与してコマンドラインから Chrome を起動する必要がある。
今回公開された同期化機能は、初期段階であることもあって、実のところ、これといって印象深いものではない。実は『Windows XP SP3』のテストボックス上で筆者自身が限定的なテストを行なったところ (筆者の知る限り、同期化機能は『Linux』版では利用できない)、この機能を使ったブックマークの同期はうまくいかなかった。
現在のところ、この同期化機能は、Chrome ユーザーの Google アカウントを利用してブックマーク リストを『Google Docs』内部に保存するという形を採っている。その通り、Chrome 用の『Google Bookmarks』機能が別に用意されているわけではない。つまり、この機能が提供するのは、Google Docs のドキュメントの1つにすぎないのだ。
競合ベンダーの動きを見てみると、Mozilla Foundation はここ数年間、『Weave』というオンライン同期化機能に取り組んでいるが、同機能は Web ブラウザ『Firefox』のどの現行版にも直接組み込まれておらず、アドオンとして提供されている。
筆者は今年に入って、Mozilla の関係者と Weave について話す機会を得た。Weave チームを率いる Dan Mills 氏は取材に対し、Weave のダウンロード数は3万件を超え、日常的に同機能を利用しているユーザー数は、6000ないし7000人に達していると答えていた。