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http://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/tv-5702.html
私がブログ開設にあたってチャンネル北国tvを選んだのは、いくつかの理由があります。ひとつは私が北海道在住であるということです。また、私がブログを始めたとき、チャンネル北国tvは「北国からの贈り物」という北海道の小さな会社が運営していました。地元の小さな会社による地域ブログですが、それだけに庶民的な印象を受けたのです。営利意識が強い大企業によるブログサービスよりも、地方で頑張っている小さな企業のブログサービスにより親近感を感じました。機能や使い勝手の良さも私の希望と一致しており、いろいろな面から気に入ったのです。
チャンネル北国tvのランキングは、個性的なブログや良質なブログを見つけるのに役立っていました。感性が光っていて好感のもてるブログや、絵画や文学作品などを紹介しているブログもありますし、市民の視線から社会問題を取り上げているブログもあります。しかし、今年の2月6日にお知らせがあった「ランキングのルールの改訂について」
http://staff.kitaguni.tv/e836055.html
は、「こんな分け方は不平等だし、どう考えても変じゃないの?」と、大きな疑問を抱きました。
この改訂で、「記事の大半が、芸能や社会、政治などのニュースで構成されるもの」「記事の大半が、作品・商品紹介で構成されるもの」は地域密着型ブログサービスとして相応しくないとして、人気ランキングの対象外とされたのです。それまでは上位200サイトが紹介されていたランキングがたったの30サイトになってしまい、いつも同じようなブログしか目につかないようになりました。この改訂に疑問を持った利用者も多いのではないでしょうか?
なぜ「地域密着型」を理由に、記事の大半が社会や政治などのニュースで構成されるブログや、作品紹介のブログをランキングの対象外としなければならないのでしょう?
ランキング
http://ch.kitaguni.tv/ranking
に入っているブログの中には、芸能ネタ・ニュースネタを中心にしているブログもありますが、これらは対象外ではないのでしょうか? 「芸能や社会、政治などのニュース」とは、マスコミなどが報じている「ニュース」だけを指すのか、それとも市民が個人的に発信する社会的なニュースも含めるのでしょうか? いったい、この改訂によってどのブログがランキング対象外とされたのでしょうか? それに、「記事の大半が・・・」とのことですが、「大半」と「大半ではない」の線引きはどうやって決めているのでしょうか? 線引きができるとは思えません。
チャンネル北国tvのトップページ
http://ch.kitaguni.tv/
のサイドバーにある「カテゴリー」や「地域」を見れば、分野や地域に関係なく様々なブログがあることがわかります。沖縄の人も海外の人も利用しています。北海道とはまったく関係のないブログが多数あるのです。チャンネル北国tvは、もちろんこのようなブログを利用規約で禁止しているわけではありませんし、道外の方のブログもランキングに入っています。ならば、なぜランキングの改訂の理由として地域密着型を強調するのでしょうか?
特定のサイトに誘導することを目的としたような、いわゆるスパムサイト(迷惑ブログ)の対策を強化するのは歓迎すべきことです。しかし、このルール改訂はスパム対策とはまったく違うことであり、目的もわからなければランキング対象から外すブログの判断基準もわからないのです。このルール改訂の根底にある運営方針が、今回の私のブログ「鬼蜘蛛おばさんの疑問箱」の非公開問題にも関係しているのでしょうか? 表現の自由に関するこの会社の姿勢に疑問を抱かざるを得ません。
私は、なにもチャンネル北国tvの批判をするためにこのブログ「鬼蜘蛛おばさんの疑問箱Part.2」を立ち上げたわけではありません。ブログ非公開問題を通して通報の不可解さを明らかにするとともに、個人の責任で書かれるブログにおいて運営会社がどこまで介入できるのか、すべきなのか、という重要な問題を提起しているのです。このブログを読んでいただければ、今回の通報が批判封じを目的とした恣意的なものとしか考えられないことは、誰の目にも明らかだと思います。
チャンネル北国tv、すなわちジェイ・ライン株式会社がどう判断し対処するかは、今後の会社の社会的評価に関わってくることでしょう。担当者が迷惑サイトの通報などの対処で大変なことはわかりますし、忙しければ時には判断ミスが生じることもわかります。もし不適切な判断をしたのなら、正直に認めて撤回すればすむことなのです。いつまでも「木を見て森を見ない」対応をしていたなら、ブログ運営会社としての信頼にも関わってくるでしょうし、利用者離れも生じるのではないかと懸念します。
無料ブログの草分け的存在であるチャンネル北国tvこそ、「表現の自由」について真剣に考え、利用者と信頼関係を築ける会社であって欲しいと切に思います。